「永続敗戦論」でデモを煽る白井聡

安保関連法案に反対するデモが国会前で続いています。その中に立って煽っている1人が政治思想研究を専門とする白井聡です。京都精華大学というFランク大学人文学部の教員であり、昨年話題になった「永続敗戦論」の著者です
「永続敗戦論」については前にも当ブログで取り上げたところですが、他愛のない日本論の1つであり、特筆すべきものではありません。しかし、朝日新聞を筆頭に左派系の知識人・文化人はこれを大絶賛しています


1945年以来、われわれはずっと「敗戦」状態にある。「侮辱のなかに生きる」ことを拒絶せよ。
「永続敗戦」それは戦後日本のレジームの核心的本質であり、「敗戦の否認」を意味する。国内およびアジアに対しては敗北を否認することによって「神州不滅」の神話を維持しながら、自らを容認し支えてくれる米国に対しては盲従を続ける。
敗戦を否認するがゆえに敗北が際限なく続く――それが「永続敗戦」という概念の指し示す構造である。今日、この構造は明らかな破綻に瀕している。


アメリカに盲従する一方で、自らの敗戦を認めず(戦争責任からも逃げて)、自立できないまま戦後の歴史を日本は生きている、とでも言いたいのでしょう
そんな付け焼き刃のような、思いつきの歴史観を大上段に振りかざしている様は滑稽の極みですが、若い学生の中には信奉者もいるようです
白井聡の主張を以下、引用します


「個人の生き死にに関わる」
2013年に発表された「永続敗戦論」は、戦後の日本が国家として自立できていない実像に迫り「いける本大賞」や「石橋湛山賞」などに選ばれました。
白井さんが何より危惧するのは、明治維新から太平洋戦争、その後の高度経済成長にいたる近現代史を学ぶ機会が少ないことです。
「なんで歴史を知らないとだめなのか。個人の生き死にに関わるからです。学校で教わりませんでした、なんて言い訳は通じない。知らないと死ぬんですよ」
「反中・反韓本はポルノ依存と同じ」
国会前で繰り広げられるデモ活動。白井さんも積極的に参加し発言をしています。
「行動を起こさざるを得ない時期に来ている。生き方を考えていかないといけない」
一方で、書店には中国や韓国を一方的に批判する「反中・反韓」本が目立ちます。そんな状況に対し「反中、反韓に耽溺するのはポルノ依存と同じ」と批判します。
「自分が気持ちよくなっているだけ。病気です」
なぜいま、マンガ版を?
2015年7月、白井さんは「永続敗戦論」のマンガ版「マンガでわかる永続敗戦論」(朝日新聞出版)を出します。「当然、マンガにする上では、議論を単純化せざるを得ない。それでもマンガにしたかったのは、歴史を学ぶ間口を広くしたかったから。原著を読むのが難しいと感じる若者がいる。そんな人たちに、歴史を学ぶ大切さを伝えたい」
マンガ版は、就職前の大学生が主人公です。卒業旅行でドイツに行ったことをきっかけに、日本の近現代史に興味を抱く姿を描きます。
日本は本当に自由な国か
「日本は、自由に考えることが禁じられている」。白井さんは、そう投げかけます。
「日本は自由な国だと言われれる。東京駅に行けば新幹線に乗って、どこにでも行ける。たしかに行動の自由はある。しかし思考の自由はない」
「痛い目にあわないと目が覚めないかもしれない。それが安保法制だとしたら、あまりに大きな痛手。まず、歴史を学び、なぜ今のような状況になってしまったのか。考えることから始めなければならない」


現代史を直視しているからこその韓国批判であり、中国批判が展開されているのですが、なぜか左派系人文学者は韓国批判や中国批判を「けしからん」と決めつけてしまいます
思考の自由を奪い、韓国批判や中国批判を封じようとする白井聡の「思想」の方がよほど危険であり、反知性主義ではないかと言いたくなります
このような人物が国会前で若者を煽り、デモへとけしかけているのですから悪い冗談です

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マンガでわかる永続敗戦論
朝日新聞出版
2015-07-21
白井 聡

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