モデル女子大生殺害事件で事務所が遺族と和解
2011年8月、愛知県一宮市で派遣モデルをしていた女子大生朝日なつみさんが、仕事の依頼を偽装してわいせつ行為をしようとした丹羽雄治に殺害されるという事件がありました
丹羽雄治はカイロプラクティックの会社を名乗り、「マッサージの店舗をオープンする。メニュー表を作るため、イメージモデルの撮影をしたい」とモデル事務所に派遣を依頼していました
丹羽は派遣されてきた朝日さんに全裸になるよう要求し、朝日さんがこれを断ったことに激昂し、刺殺したものです
朝日さんの遺族がモデル事務所の過失責任を問い、約1億円の損害賠償を求める民事訴訟を提起していたのですが、和解が成立したと報じられています
平成23年8月、モデルとして愛知県一宮市に派遣された大学3年の朝日なつみさん=当時(21)=が殺害された事件で、遺族がモデル事務所に約1億円の損害賠償を求めた訴訟は21日、事務所側が謝罪し和解金を支払う内容などで、名古屋地裁(中村さとみ裁判長)で和解した。遺族の弁護団が同日、明らかにした。和解金額は非公表。
弁護団によると、事件の発生を事務所側が謝罪し、再発防止に取り組むと和解条項に明記することで合意。事務所側の過失については両者の言い分に争いがあり触れなかったという。
(産経新聞の記事より引用)
付け加えると、丹羽雄治は朝日さんの遺体を車に乗せて警察に自首しているのですが、遺体は服を着ておらず全裸の状態でした。目撃者がいないため、すべてが丹羽雄治の供述どおりなのかは大いに疑問です。刺殺した後、着衣を逃がせてわいせつ行為をしたとも考えられるわけで
この事件で丹羽雄治は懲役27年の実刑判決を受けています。が、しかし、丹羽雄治は過去に強制わいせつ、住居侵入、無銭飲食など複数回の逮捕歴のある札付きの人物であり、「事務所側がもっと注意を払っていたら事件は防げたかもしれない」との思いが遺族側にあったのでしょう
インターネットの検索サービスを行っているGoogleに対し、「過去の逮捕歴が検索で見るつかるのはけしからん。名誉毀損だ。削除しろ」と訴訟を起こしている人物がいます
逮捕=有罪ではなく、あくまで裁判で有罪が確定するまでは無罪の推定を受ける、との建前になっています。そのため冤罪で逮捕されたケースでは上記の検索サービスは理不尽なものと言えますが、そうでないケースの場合、犯罪者かどうかを調べる(逮捕歴があるかどうか)手段として有効です
逮捕され、罰金を支払ったからといって犯罪の事実が消滅するわけではなく、検索から除外する必要はありません
上記の事件でも、モデル事務所が「丹羽雄治」で検索していたなら、過去の逮捕歴を掴めたかもしれないのであり、犯罪を防ぐ意味でも有用です(偽名を名乗ったりする場合もあり、検索サービスですべてを掌握できるとは限りませんが)
当ブログでも京都教育大学の集団強姦事件に関し、逮捕された学生の名前を記載したところ、弁護士から削除要請(削除しなければ名誉毀損で訴える、との恫喝)を受けた経緯があります
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