韓国作家 三島由紀夫「憂国」の盗作認める

韓国の人気女流作家申京淑が三島由紀夫の小説「憂国」から盗作した、と指摘された問題で、ようやくその事実を認める発言をしたと報じられています


【社説】申京淑の盗作問題…文学出版界、このままではいけない
小説家の申京淑(シン・ギョンスク)氏が23日、ついに口を開いて盗作を間接的に認めた。しかしすっきりしない対応で、完全に波紋がおさまるかは未知数だ。申氏はこの日ある新聞とのインタビューを通じて「問題になった三島由紀夫の小説『憂国』の文章と『伝説』の文章を何度も照らし合わせてみた結果、盗作という問題提起が正しいという気がした。照らし合わせてみた瞬間、私もそれを信じられなかった。足をとられたようだった」と話した。
しかし「いくら過去の記憶をたどってみても『憂国』を読んだ記憶は出てこない」と言葉尻に付け加えた。盗作ではなく「盗作という問題提起」が正しくて、ひょっとして盗作だったとしても意図的な盗作ではないという曖昧な答えだ。大作家らしい、より積極的で率直な対応だったらと残念に感じられる。
(以下、略)


要するに申京淑の言い分は、「三島由紀夫の『憂国』は読んだ記憶はないけれど、文章はそっくり同じだった。自分でも信じられない」との内容であり、故意の盗作ではなかったと釈明しているのでしょう
申京淑は過去にも他人の作品からパクって批判を浴びた実績があり、今回の釈明も額面通りには受け取れません
そもそも韓国には盗作したから作品を出版中止にする、といった対処方法が慣習として確立されておらず、出版社まかせというのが実態のようです
過去には日本の漫画、アニメを露骨にパクった例がいくつもあるのですが、「自分たちの作品の方が(日本のオリジナルより)優れている」と開き直り、反省も謝罪もしてこなかった経緯があります
今回の盗作事件を教訓として襟を正すべきだ、というのが中央日報の社説であり、盗作にはペナルティを課すシステムを確立しないと韓国文学は駄目に成ってしまうと危機感をにじませています
が、公正なルールの適用よりも私情を優先させる韓国社会ですから、人気作家が盗作してもペナルティを課したりできず、うやむやな対応でお茶を濁すのがせいぜいではないか、と思います(今回はこれだけ騒ぎになり、批判も浴びたため出版社は問題の作品「伝説」を出版中止にする方針だとか)
さて、申京淑は小説「母をお願い」で2012年にマン・アジア文学賞を受賞し、同作品は韓国で200万部売れ、世界30以上の国で翻訳出版されたそうです韓国で数少ない、海外に通用する作家との評判にも傷がついたわけであり、その代償は決して小さくはないと言えます

(関連記事)
三島由紀夫を盗作した韓国作家 どうなったのか?
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/202206article_27.html
三島由紀夫をパクった韓国作家 再び盗作騒動
三島由紀夫を盗作した韓国の開き直りが酷い
韓国人作家が三島由紀夫の「憂国」を丸パクリ
「三島由紀夫はフロイトが嫌い」との記事
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/504925326.html
盗作を繰り返した小説家 田口ランディ
詩の盗作を繰り返した女子中学生
詩の公募入賞 2度の盗作が発覚した中学生
詩の盗作を繰り返した女子中学生 その2
詩の盗作を繰り返した女子中学生 その3
電撃文庫の新刊 盗作がバレて回収騒ぎに
文藝賞取り消し インターネットからパクる
芥川賞候補「美しい顔」 講談社は盗作否定の強気
芥川賞候補作で盗作問題 北条裕子「美しい顔」
テレビ局を訴えまくる佐村河内守
ニセ作曲家佐村河内守の謝罪会見
ニセ作曲家佐村河内を見抜けなかったNHKの言い分
ニセ作曲家佐村河内守を売り込んだNHKスペシャル(動画あり)
ニセ作曲家佐村河内守の憂鬱
ニセ作曲家佐村河内の行方
「紅の豚」のパクリ 韓国アニメ「Mateo - The Great Pig Pirate」
全力でパクったニダ 韓国アニメ「ハンマーボーイ」
韓国書店の漫画売上 1位から17位まで日本作品
ノーベル文学賞を熱望する韓国
韓国メディア「ノーベル文学賞の取るには民族文学は不利」
ノーベル文学賞が獲れない韓国 短編小説を礼賛
三島賞受賞蓮實重彦 「はた迷惑」と批判
韓国書店を日本の小説が占拠
韓国が「鬼滅の刃」のパクリゲーム発売



金閣寺 (新潮文庫)
新潮社
三島 由紀夫

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 金閣寺 (新潮文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


この記事へのトラックバック