日米首脳会談に嫉妬する韓国

アメリカを訪問している安部首相はオバマ大統領との首脳会談に続き、上下両院合同会議で演説し、所定の外交日程をこなしています
こうした一連の外交行事を腹立たしげに眺めているのがお隣の韓国です
安部首相のアメリカ議会演説を阻止するため、国会開催中にも関わらず韓国国会議長自らが訪米して、米議会関係者に「安倍の演説を許すな」と説いて回りました
さらに従軍慰安婦問題を扱った冊子をアメリカの上下両院の議員に送りつけ、日本判のキャンペーンを展開しています
韓国の走狗となっているマイク・ホンダ議員を使い、ワシントンで自称従軍慰安婦の記者会見を開いて安倍批判を語らせたりもしています
ところがこれだけ妨害工作をやっても安倍首相の演説を阻止できなかったのであり、韓国政府やメディアが敗北感に打ちひしがれるのは当然かもしれません
産経新聞の記事を引用します


韓国の聯合ニュースは30日未明、安倍晋三首相による米上下両院合同会議での演説について、安倍首相が「アジア諸国民に苦しみを与えた」と述べたことを紹介しながらも、「侵略戦争の謝罪、慰安婦への言及はなかった」と批判的に報じた。
同ニュースは、安倍首相が第二次大戦や米国の戦争犠牲者に「深い後悔と永遠の哀悼」を表明したのに対し、周辺国への謝罪がなかったとして、その二面性を問題視した。
一方で韓国各紙は29日、日米首脳会談などについて1面で報道し、「過去の敵が“不動の同盟”に」(朝鮮日報)などと日米の“蜜月”ぶりを強調。朴槿恵政権の外交戦略を改めて不安視する論調が目立った。
東亜日報は社説「米日同盟の歴史的拡大を韓国は直視しているか」を掲げ、「米国の最も忠実な同盟国として浮上した日本を無視する対日外交を続けるなら韓米日軍事協力は困難になるかもしれない」として、「周辺国の力学の変化を直視し、未来志向的に対応する複合的な安保戦略が必要だ」と主張した。朴政権は今後、国内で高まる「韓国外交敗北論」への対応に苦慮することになりそうだ。


以前にも書いたのですが、日本の首相の訪米は実務訪問の形をとるケースがほとんどであり、外交儀礼を省略した形で行われます。米議会での演説をこれまでしてこなかったのもそのためです。日米関係は成熟した関係であるから、外交儀礼など抜きで実質的な対話ができるとの考えによるものです
しかし韓国のメディアはこうした実務訪問の形式を誤解し、「日本はアメリカから軽視されているから外交儀礼を省略されているのだ。その点、韓国は違う」と勝手にう思い込んでいた節があります
アメリカが日米同盟を重視してきたにも関わらず、韓国だけが「韓米同盟の方が日米同盟より格上だ」と決めつけ、日本を見下してきた経緯もあります
今回の安倍首相の訪米を見れば、韓国の思い込みがいかに儚いものであったかは明らかであり、これが外交敗北論に結びついているのでしょう
安部首相がバンドン会議に参加し、中国の習近平国家主席と会談しているとき、韓国の朴大統領はバンドン会議を欠席して南米訪問に出かけていました
世界の注目を集めたのはバンドン会議であり、朴大統領の南米訪問ではありません。韓国は外交を誤ったと指摘して間違いないでしょう
朴大統領もこの先、アメリカ訪問が予定されているのですが、首相の辞任などゴタゴタ続きの内政を立て直すのが最優先であり、外交でポイントを稼ぐのは難しそうです

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