今市女児殺害事件　犯行の状況: 夾竹桃日記

2015年04月30日

今市女児殺害事件　犯行の状況

事件を考える ニュース

サービス業に従事していますので、ゴールデンウィークなど関係なく仕事をする身です。が、思いがけず休みが取れましたので、せっせとブログの更新をします

気になる事件があっても、その後報道が途絶えてしまうとなかなかブログで取り上げにくくなってしまう現状があります

平成１７年に小学校から下校途中、何者かに誘拐され惨殺された小学１年生、吉田有希ちゃん（当時７歳）の事件も、勝又拓哉容疑者（３２）が逮捕された後は報道が途切れ、なかなか続報がありません

逮捕から１年が過ぎようというのにいまだ公判に漕ぎつけていないのですから、捜査に何か支障があったのかと気になります

インターネットを検索しいくつか情報を集めましたので、４度目の言及を試みます

犯行について勝又容疑者は具体的な供述をしているようですが、物証を固めるのに時間がかかっているのでしょうか？

犯行に使用したナイフはまだ発見できないようです

（前略）

同年１２月１日午後２時４０分ごろに有希ちゃんを連れ去った後、栃木県鹿沼市の自宅へ連れていき、夜まで自宅で監禁していたとの趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材で分かった。その後、有希ちゃんを車に乗せて茨城県方面に向かい「山の中で殺した」と供述しているといい、捜査本部は殺害時刻は翌２日未明とみて調べを進める。

勝又容疑者は捜査本部の調べに対し、茨城県常陸（ひたち）大宮市の山中に遺体を遺棄した現場から車で離れる道中、凶器のナイフを「車を止めて、窓から投げ捨てた」などと供述。捜査本部は２１日、供述に基づいて茨城県城里町で捜索を行ったが、ナイフ発見には至らなかった。

事件は発生から８年半が経過し、物証に乏しい。捜査本部は、供述通りナイフが見つかれば勝又容疑者の事件への関与を決定づける物証になるとみて、２２日も捜索を行う方針。

勝又容疑者はナイフマニアだったといい、捜査本部は既に勝又容疑者の自宅からサバイバルナイフを中心に十数本の刃物を押収している。ナイフの購入記録などを調べたところ、殺傷能力が高い細身の片刃ナイフ１本がなくなっていることが分かった。勝又容疑者はそのナイフで殺害したと供述しており、ナイフの形状と遺体の傷口の状態はほぼ合致するという。

吉田有希ちゃんを撮影したビデオ画像を勝又容疑者は保存しており、これが有力な証拠であるのは確実です。しかし、ビデオの内容は公表されていません

殺害したのは山の中だとされますので、殺害行為までビデオに撮影はしていないのでしょう

したがってビデオが誘拐、監禁の証拠にはなっても、殺害や死体遺棄といった犯罪行為の証拠にはならず、凶器として使用されたナイフの発見が必要とされているのだと推測されます

ナイフマニアだったとの指摘からすれば、勝又容疑者は女児を強姦するのではなく、その肉体をナイフで切り刻むことに快楽を見出す異常な性癖の持ち主、だと想像できます

気になるのは勝又容疑者が赤や黒のランドセルを４個も車に乗せていた、との話です。こどもからランドセルを奪い、犯行の戦利品として保有していた可能性があるわけで、他に複数人の児童を誘拐・殺害しているとも考えられます

北関東では複数の小学生行方不明事件が未解決であり、勝又容疑者が関わっているのか、いないのか捜査の伸展を見守りましょう

（関連記事）

今市女児殺害事件　勝又受刑者は再審を目指す
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/505070631.html
今市女児殺害事件　最高裁で無期懲役確定

https://03pqxmmz.seesaa.net/article/202003article_7.html

今市女児殺害事件を冤罪扱いする朝日新聞

https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201808article_4.html

今市女児殺害控訴審　判決を批判する弁護側