体罰教師　５度目で停職処分: 夾竹桃日記

2015年03月18日

体罰教師　５度目で停職処分

和歌山県の公立中学校の教師が体罰を繰り返し、５回めの体罰発覚で停職処分になったと報じられています

過去に４回も体罰で厳重注意処分などを受けている体罰教師を、なぜそこまで甘やかす必要があるのか大いに疑問です

和歌山県上富田町立上富田中学校の男性教諭（３５）が野球部員に体罰を繰り返していた問題で、県教委は１７日、過去に体罰で処分されたにもかかわらず再び体罰を加えたとして、男性教諭を停職１カ月の懲戒処分とし、監督責任で校長を文書訓告処分とした。男性教諭は体罰で過去に４回、町教委から厳重注意などを受け、県教委は「常習的で悪質」とし、より重い停職処分とした。

県教委によると、男性教諭は昨年８月～今年２月、２年生の部員５人に対し、指導に従わなかったなどとして、頭を平手でたたくなど計１６回にわたって体罰を加え、野球部のルールに従わなければ「しばかれます」との誓約書を書かせるなどしたという。また、平成１９～２６年にも、体罰で厳重注意処分などを受けていた。

体罰を繰り返したことについて男性教諭は「きちんと指導したいとの思いから多くのことを生徒に求めてしまった。今後絶対に体罰をしません」と反省しているという。

県教委学校人事課の笹井晋吾課長は「不祥事撲滅に向け、厳しく指導し再発防止に努める」と話した。

（産経新聞の記事から引用）

少なくとも体罰で注意指導を３回も受けるようなら教員として不適格であり、辞めさせるべきでしょう

なぜここまでこの体罰教師の行動を容認してきたのか、教育委員会の対応も手ぬるいと言わざるを得ません

停職処分が終了した後も、また同じ中学校に復職させるのでしょうか？

野球部員の生徒に体罰を繰り返していたのに、また野球部の顧問を任せるのでしょうか？

他の学校へ転勤させるのが当然で、それをしない教育委員会の判断は不可解です

記事の中で和歌山県教委学校人事課の笹井晋吾課長は「不祥事撲滅に向け、厳しく指導し再発防止に努める」と語っていますが、これまでの対応が間違っているからこそ体罰を繰り返すのを許したわけであり、県の教育委員会が姿勢を正さなければ何も解決しません

体罰は暴力であり、犯罪です。教育委員会は学校内で教師による犯罪が繰り返されているのを見て見ぬふりをしているも同然であり、犯罪の共犯に成り下がっているとも言えます

大阪の桜宮高校で起きた、バスケットボール部顧問の教師による体罰が生徒を自殺に追い込んだ事件を、学校関係者はもっと重く受け止めるべきでしょう