福岡女児遺棄事件を考える２　婦女暴行の前科あり: 夾竹桃日記

2015年02月25日

福岡女児遺棄事件を考える２　婦女暴行の前科あり

福岡県豊前市で小学5年生の少女・石橋美羽さんが殺害された事件で、少女の同級生の母親の内縁の夫・内間俊幸容疑者が逮捕されています

前回、当ブログで取り上げた際に内間俊幸容疑者を、「何らかの犯罪歴のありそうな人物」と表現したのですが、９歳から１６歳の少女を襲って服役していた過去があった、と週刊誌が報じています

逮捕された内間俊幸容疑者には、連続婦女暴行で逮捕、起訴され、実刑判決を受けた過去がある。場所は彼の出身地・沖縄だ。最初の犯行は1996年9月、内間容疑者が27歳のときだった。23歳女性に無理矢理乱暴し、全治1週間のケガを負わせたうえ、現金約1万円を奪った。このとき内間容疑者は犯行が発覚しないよう、女性に口封じをしていた。

1999年に入って、今度は9歳、11歳、16歳の少女を立て続けに襲った。たまたま見つけた学校帰りの少女に「何もしないから」と声をかけて雑木林や空き地に連れ込み、暴行を試みた。いずれも未遂に終わったものの、少女らは全治1週間から10日のケガをし、心に深い傷を負った。

那覇地裁で行なわれた裁判では、過去にも婦女暴行願望にまかせてレイプ行為を繰り返していた事実が明らかになり、内間容疑者も「犯行を重ねるうちに小学生を自分の言いなりにして強引に暴行してみたいと思うようになった」と犯行に至るまでの心情を証言した。裁判長は「顕著な常習性から規範意識は麻痺している」と断じ懲役12年の判決を言い渡した。

「いずれも女性が1人になるところを狙った犯行で、手口が豊前市の事件と酷似しています。控訴せず2000年に刑が確定し、服役したのは福岡の刑務所でした」（地元紙の記者）

（週刊ポスト２０１５年２月２０日号の記事より引用）

過去の事件での懲役１２年の実刑判決が妥当だったかどうかはともかく、２０００年に刑が確定し、出所したのは２０１２年くらいだったのでしょうか？

出所して豊前市に住み着き、被害児の友人の母親と同棲するようになったものと考えられます

上記の記事を読めば内間俊幸容疑者が、「たまたま」犯行に及んだなどと思う人はいないはずであり、幼い少女を暴力的に蹂躙する性的な嗜好の持ち主だと見て間違いありません。つまり同じ犯罪を繰り返す危険性の高い人物だということです

過去の沖縄での事件が新聞で報道されていたとしても、それを記憶している人など豊前市にはおらず、内間俊幸容疑者の前科を云々する雰囲気もなかったのでしょう

しかし、性犯罪歴がある人物だと分かっていたなら、幼い子供を近づけるような親はいないのであり、犯罪を未然に防ぐためにも性犯罪者に関する情報公開は必要だと思います

現時点で裁判の結果をあれこれ推測するのは時期尚早ですが、奈良県で小学生の女児を誘拐して殺害した小林死刑囚の犯行と類似しており、死刑判決が下されても妥当なところでしょう

ただし、高等裁判所では「被害者が１人の事件で死刑判決を下すのはけしからん」との考えがあり、どうなるのかは分かりません

（関連記事）

福岡女児遺棄事件を考える１　騒いだので首を絞めた

https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201502article_7.html