和歌山小5刺殺事件を考える1 引きこもりの容疑者

2月5日の夕方、和歌山県紀の川市で小学5年森田都史君(11)が心臓などを刺され、失血死した事件で近所に住む中村桜洲容疑者(22)が逮捕されています
高校中退後、就労もせず自宅に引きこもっていた中村容疑者と、小学5年生の男児との間にどのような関係があったのかは現時点で不明です
被害者の体に複数の傷があって頭蓋骨も折れていたと報じられており、中村容疑者が並々ならぬ殺意を抱いて犯行に及んだものと推測されます
中村容疑者は実年齢こそ22歳であるものの、精神年齢はもっと低く、小学生レベルの知的な能力しかないのかもしれません。起訴前に精神鑑定が実施されるものと予想されます


殺人容疑で逮捕された中村桜洲容疑者は、奇声を発しながら上半身裸で木刀を振り回すなど、特異な行動が近所でたびたび目撃されていた。一方で、幼少期は真面目で礼儀正しかったと振り返る人も多く、高校中退を機に自宅に引きこもりがちになった-との声も聞かれた。
「やっぱりそうか」
7日未明、家宅捜索のため捜査員が慌ただしく出入りする中村容疑者宅を見つめながら、近くの50代男性は話した。
男性は昨年夏ごろから、中村容疑者が自宅の前で上半身裸で木刀を振る姿を何度も目撃していた。「奇声を上げている日もあった。もしかして今回の事件に関与しているのではと正直思っていた」
地元住民によると、中村容疑者は両親と3人暮らしで、3人きょうだいの末っ子。剣道を習っていたという。ある男性(20)は「小学校の低学年ぐらいのときはボールでよく遊んでいて、活発なイメージだった」と話す。
ごく普通の活発な少年の転機は高校時代に訪れていたようだ。地元の中学を卒業後、県内の工業高校に進学したが、中退している。
「このころから、ずっと家に引きこもっていたようだ。近くに友達もおらず、かわいそうだと思っていた」と近くの自営業の男性(49)は嘆息した。
(以下、略。産経新聞の記事より引用)


これだけで何かを判断するのは不適切ですが、やはり軽度の知的障害があったのではないかとの印象を受けます。小学校時代は軽度の知的障害があっても教室の中で大人していれば目立ちません
親から「挨拶はしっかりしなさい」と教えられればそのとおり実行しますので、近所の住人には「礼儀正しくしっかりしたこども」に映っていたのでしょう
が、中学生くらいになれば授業についていけなくなり、クラスの中でも浮いた存在になります。クラスの人間も同じ知的なレベルなら交流も可能ですが、そうでない相手とは関わろうとはしなくなります
中村容疑者が友達もなく孤立した状態にあったとすれば、上記のような事情があったのではないかと推測されます
他方で、小学生の被害者の側にも中村容疑者をからかうなど、挑発するような言動があった可能性も考慮するべきでしょう
この事件については続報を待って、再び取り上げるつもりです

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