衆議院選挙結果 民主党大勝予想も大ハズレ
選挙が終わってから投票前の予想を云々しても虚しいだけですが、民主党が大勝するとの予想を当ブログで紹介した手前、選挙結果についても触れるべきだと思い、取り上げます
選挙結果を見れば民主党は改選前の62議席から73議席に伸ばしているわけであり、大健闘と言えます。自民公明の絶対多数を危惧する有権者が民主党候補へ票を投じた結果でしょう
11月25日の当ブログでは、民主党が100議席以上取る可能性を指摘した予想を紹介したところですが、民主党が単独で275の小選挙区に候補者を立てることができず、野党間の選挙協力が進まなかった現状では73議席の獲得はなかなかのものです。民主党支持者は大いに不満でしょうが
さて、民主党は国から交付される政党助成金を貯め込んでおり、200億円近い金を繰越して保有していると言われます
その200億円のうち、どれだけを今回の選挙で使ったのかは不明ですが、候補者を思うように擁立できなかったのですから、半分も使ってはいないのでしょう
資金は潤沢にあるのにそれを活用できていないという、実に贅沢な話です
朝日新聞は民主党の闘う姿勢に注文をつけています
二大政党制の正念場 民主「風頼み」、政策対案示せず
「国民の『安倍政権を何とかしてほしい』という声が強かったと思うが、議席につなげることができなかったことは反省しないといけない」。海江田万里代表は15日未明の会見で、自民党に代わる選択肢になり得なかったことを認めた。
また海江田氏は14日夜のテレビ朝日の番組で、「やはりアベノミクスもこれから非常に危うくなっていく」と述べ、改めて安倍政権の経済政策を批判した。しかし、民主党ならどうするかという対案は具体的に示せなかった。さらに、維新の党との選挙協力を進めたことで、野党の中の民主党の存在感は一層希薄になってしまった。
(中略)
明確な政策理念だけでなく、体質改善も課題だ。
民主党は次の衆院選に向け、「ほとんどの選挙区で野党第1党として選択肢を示す」(枝野幸男幹事長)方針だ。今回の衆院選では当初、小選挙区の候補者は130人程度だった。最終的に178人まで増やしたが、自民党に比べて地域への浸透度合いは小さい。今回の選挙戦では、大規模な駅前での街頭演説などを増やす「ターミナル駅作戦」を展開したが、「風頼み」の体質からも脱しきれていない。
自民党は09年の野党転落後、公募や派閥単位で候補者探しを進め、地道に選挙準備を重ねた。官邸幹部は「自民党は新顔に700万円を援助した」と明かし、民主党について「若くてやる気もある人材を大事にしていない」と指摘する。
今回の衆院選では、維新との選挙協力を理由に選挙区を強引に動かしたり、候補者をころころ代えたりする例も目立った。選挙区で粘り強く有権者と向き合う候補者育成も急務だ。
自民党政治に愛想を尽かした有権者が、揺り戻しのように民主党支持に回るのを期待して漫然と選挙をやっているように見えてしまい、歯がゆいのでしょう
次の衆議院解散がいつになるのかは分かりませんが、十分に準備をして選挙に臨めるのでしょうか?
次回もまた、「突然の解散で準備期間が足りなかった」と弁解するようでは、プロの政治家集団とは言えません
(関連記事)
「民主党大勝利」という選挙予想
民主党岡田代表 シールズや共産党と組む?
世襲政治批判する評論家も居酒屋談義レベル
総選挙 自民党大勝予想で株式市場高騰
小渕優子議員の秘書を起訴 政治資金規制法違反
小渕経産相と松島法相辞任を考える
自称小学4年生の「解散総選挙批判サイト」 嘘がバレて炎上
SMバー批判の菊田議員へ非難轟々
「ネトウヨ内閣」と記事にする東京新聞
「安倍政権で日本のエンターティメントが右傾化」と報じる朝日新聞
「靖国参拝で拉致被害者が落胆」と虚偽の発言 民主党議員
「安倍総理は憲法学者の名前を知らない」と」批判されるが
「安倍首相はルフィを見習え」と書く産経新聞
「河野談話」検証を非難 日韓関係壊すと書く沖縄タイムス
室井佑月の幼稚な安倍首相批判
日米韓首脳会談実施
ニューヨーク・タイムズ紙が「慰安婦」社説を一部撤回
「アベしちゃおうかな」発言 コラムニストの開き直り