大コケした統一教会制作の朝鮮戦争映画「仁川(インチョン)」
以前、映画史上最も大コケした映画として劇場版「ファイナルファンタジー」を紹介しました。「ファイナルファンタジー」よりも前に大コケ映画として語られていたのが、マイケル・チノミ監督の「天国の門」と統一教会が制作した映画「仁川(インチョン)」です
今回は朝鮮戦争を舞台にした映画「インチョン」を紹介します
かつてこの映画はビデオ化もさせず、DVDも発売されていないため視聴が難しい幻の作品だったのですが、現在はYouTubeで全篇が視聴可能となっています
制作費約130億円と5年の歳月をかけて制作された「インチョン」は、1982年に公開された映画であり、朝鮮戦争における仁川(インチョン)上陸作戦にタイトルは由来しています
007シリーズで有名なテレンス・ヤングが監督し、ローレンス・オリヴィエ、ジャクリーン・ビセット、三船敏郎といった大物スターが共演していますが内容はグダグダで、興行収入は世界全体で20億円少々にとどまりました。実に110億円もの赤字を生んだわけです
映画は元々上映時間3時間という超大作だったのですが、一般公開では編集して短縮した140分のバージョンが提供されています。このため、映画の展開が余計に理解不能となり、観客に受け入れられなかったとも言われます
1982 Inchon! 1/14
以下、続きはYouTubeで御覧ください
当然、統一教会はこれを韓国国内向けに作ったのではなく、世界各国で上映して北朝鮮批判を煽る狙いがあったのでしょう
しかし、政治宣伝映画としても成功せず、無駄な投資に終わりました
外国人を主役にし、外国人目線で朝鮮戦争を描くという試みが妥当であったのかどうか、疑わしくさえ思います
朝鮮戦争を部隊にした映画としては、1970年に公開されたアメリカ映画「M★A★S★H マッシュ」の方が遥かにインパクトがあり、そのブラックなジョークが戦争の狂気を如実に反映していたように思います
アメリカ人目線から見た朝鮮戦争なので、当然、現地の事情などすっぱりと無視し、やりたい放題なのですが、それがかえってアメリカの傲慢な姿勢を如実に反映していました
MASH (1970) Movie Trailer
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