三重・中学生殺人を考える3 地元の反応
仕事の多忙と体調不良が重なり、ブログの更新がままならない状態です。今日は仕事が休みなのでまとめて更新をしています。一読いただければ幸いです
さて、昨年の夏、三重県朝日町で花火大会帰りの女子中学生が殺害される事件があり、犯行現場近くに住む少年(18歳)が容疑者として逮捕されました
その後、三重家庭裁判所は少年を検察官送致とし、刑事裁判で責任が問われる展開になっているのですが、判決には至っていません
週刊SPA!が少年逮捕後の地元の状況を記事にしていますので、取り上げます
実態とかけ離れた報道が地元住民を不安にさせ、いまなお遺恨を残す
「マスコミは何を調べてあんなことを言っとるんですか。人間ができとる? 頭がいい? まるっきり違う。警察や教委はよくマスコミをあれだけコントロールしたな、と近所では失笑してますよ」(犯人の少年の自宅近くの住民)
三重県朝日町で昨年8月、花火大会に行った女子中学生(15歳)が帰宅途中に殺害された事件は今年3月、犯人が現場近くに住む高校を卒業したばかりの少年(18歳)とわかると、「クラスでも人気があった」「優しくてまじめ」といった同級生の声が報道されたが、この「犯人は優等生報道」が引き金となり、住民は疑心暗鬼に陥り、深い溝ができたという。
「あの家はお爺さんは窃盗癖があったり、物音がうるさいと怒鳴り込んできたり。お父さんは人に会っても挨拶一つしない。少年も睨みつけるようにしてジロジロ見るタイプで、近所での評判はよくありませんでした。ここらの家は玄関口だけでもどの家か特定できるので、火でもつけられるんじゃないかと恐れて取材には何も喋れなかった。だから取材に何を答えた、誰が何を言ったかとみんな疑心暗鬼になってしまったんです」
事件後、少年の両親と妹2人は夜逃げ同然に大阪へ転居。祖父と祖母だけが残り、「謝罪文」を回覧板で回したという。
「回覧板で謝罪ですよ。もう誰も相手にしませんね。触らぬ神にたたりなしですよ」(近所住民)
また、警察はローラー作戦で地域住民のアリバイを確認していたが、この捜査によって住民が警察に強い不信感をつのらせることになってしまった。
「事件の日、誰とデートして、どこのホテルに泊まったかまで聞かれた」(町内の20代女性)とプライバシーまで丸裸にされ、住民たちは知られたくもない事情を暴露させられることとなったのである。“腫れ物一家”が近隣住民に残したしこりは大きく、怒りも収まらないままなのだ。
祖父は地元の人間なのでしょうが、窃盗癖やらクレーマーまがいの行動で、近隣では鼻つまみ者扱いされていたようです
そんな背景から推察すると、逮捕された少年(事件当時は高校3年生)がクラスの人気者ものだったとか、まじめな生徒だったとの報道も疑わしいものであり、人となりを正確に伝えるものではなかったように思えてきます
事件について三重地方検察庁は殺人罪の適用を見送り、強制わいせつ致死と窃盗の罪で起訴しています。明確な殺意を認めるに足りる証拠がない、との理由であり、やむを得ないところでしょう
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