ネットバンキングを狙った新種ウィルス2万件

インターネットバンキングの正規サイトにログインし、犯罪者の口座に自動的に不正送金させる新種のウイルスが5月以降、日本で2万件以上も検出されていることが1分かった、と報道されています
メールの添付ファイルにウィルスを仕込んで無差別に送りつけ、うっかりメールを開いてしまうと感染する仕組みのようです

(引用元記事が削除されました)

銀行側もウィルスに対抗する手段を講じてはいるのでしょうが、インターネットバンキング利用客がウィルスに感染したパソコンで無自覚にアクセスしてくるのですから、対応が後手に回ってしまうのは仕方のないところなのでしょうか?
自分の知人にもメインの取引口座をインターネットバンキング利用可能な口座に変え、その利便性を強調する人物がいたりするのですが、本当に大丈夫なのかなと思ってしまいます
銀行の口座に多額の残高がない自分の場合でも、インターネットバンキングに利用しているのはあくまでサブの口座であり、メインの取引口座は除外しています
別の報道では中国人グループによる犯行の一端が明かされています


警視庁の捜査ではネット上の痕跡が途中までしかたどれず、犯行グループの特定に難航していた。一方、不正送金された現金の引き出しが昨年以降、東京23区に集中していることに着目。「不審な外国人を徹底的に洗えば、犯人に突き当たる」(捜査幹部)と方針を切り替えたという。
約6億円を不正送金した疑いがある中国人グループの摘発も中国人留学生への職務質問が端緒だった。荒川区内のコンビニ店近くで1月下旬、不審な動きをしていた留学生に声をかけたところ、他人名義のキャッシュカードを所持しているのを発見。不法滞在の入管難民法違反容疑で逮捕すると、出し子役だったことなどを認めたという。
(産経新聞の記事より引用)

「不正送金ウィルスの被害に遭っても銀行が損害を補填してくれるから」などと甘く考えていると、とんでもないことになる可能性もあります

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