福島県警パワハラで警察官2人が自殺

福島県警捜査2課の課長清野隆行(45歳)が部下職員に書類の書き直しを何度も命じ、その都度「小学生か」、「国語は習ったのか」などと罵倒するパワーハラスメントを繰り返して結果、警察官2名が自殺をするという異常な事態を引き起こしました
清野隆行は6月26日付けで戒告処分となり、警察庁警務部付きとなって転出しています。パワーハラスメントに関する調査結果が出るまで、警察庁で身柄を預かるとの意味でしょう
警察庁は27日、県警捜査2課の幹部2人が自殺し、自殺した警部を含む計3人にパワーハラスメントをしたとして戒告の懲戒処分を受けた清野隆行前捜査2課長(45)=同日付で警務部付=を、7月11日付で警察庁人事課付とする人事を発表した。
後任の2課長には、同日付で佐々木太一熊本県警捜査2課長(31)が就く。県警本部長が謝罪
県警捜査2課に所属していた男性警視=当時(52)=と男性警部=当時(51)=の幹部2人が4月下旬に相次ぎ自殺した問題で、名和振平本部長は27日の県議会福祉公安委員会で「県民に心配を掛け、あらためておわび申し上げる」と謝罪した。
名和本部長は、警部が自殺した要因の一つに清野前捜査2課長のパワーハラスメントがあったとし、26日付で戒告の懲戒処分としたことを報告。斎藤恒一首席監察官が自殺の調査結果と再発防止策を説明した。
(福島民友新聞記事から引用)


部下2人を自殺に追い込むという異常なパワーハラスメントを繰り返していたのに、戒告処分で済ませるというのは釣合いがとれません。停職処分くらいは当然だと思うのですが
清野隆行前課長の人となりは判りませんが、慶応大学法学部卒でキャリア組ではなく、別枠で警察庁に採用された人物のようです
上記の記事では31歳の人物が後任として福島県警の捜査2課長に就くと書かれており、そちらはキャリア組なのでしょう
警察ではそれだけキャリア組とノンキャリア組との処遇に差があり、そうした人事上の扱いもパワーハラスメントを誘発させる原因になっているのかもしれません
もちろん福島県警の調査で、そんな警察組織を批判するような事実を暴き出すはずもなく、単に清野隆行前課長の資質に問題があったと書いて決着させるものと予想されます

(関連記事)
19歳警察官が上司を射殺 求刑は懲役25年
19歳警察官が上司を射殺 書類の書き直しが不満
19歳警察官が上司を射殺 不適格者を採用するなと社説
19歳警察官が上司を射殺 パワハラか?
警察庁キャリア官僚 変態不倫がバレ依願退職
パワハラ、裏金問題の柔道連盟 上村会長ら全員留任
滋賀学園に「1回戦負けしろ」発言の吉田県議に非難殺到
警察官が留置場内でセックスし有罪判決
警視庁捜査1課長 不倫がバレてクビ
警察庁長官銃撃事件時効成立に思う
警察庁長官銃撃事件時効成立に思う その2
アメリカの連続殺人 捜査・介入が後手回ると
性犯罪被害者へ18億円の保証金支払い
中国人容疑者を射殺した警官に正当防衛判決
石灯籠で襲ってきた中国人を撃った警官に無罪判決
容疑者射殺の警察官に無罪判決 当然の判断
富山県警現職警部補を放火殺人で逮捕
富山県警警部補の殺人事件 別の窃盗事件も発覚
愛知県警巡査部長を強姦未遂で逮捕 余罪も
埼玉県警巡査部長による殺人1 不倫の交際費目当て
タクシー運転手を殴った警官逮捕
警察官が支援担当の少女にわいせつ 実刑判決
滋賀県警 セクハラ行為で大量処分
滋賀県警 懇親会で女性にプロレス技
広島県警 署内金庫から8千万円盗まれる失態
広島県警8500万盗難事件 返還請求訴訟で警察の責任なし
暴言で明石市市長辞任 「火をつけてこい」
経産省キャリア官僚 コロナ給付金を詐取で逮捕


警察組織のすべて (別冊宝島 2175)
宝島社
2014-05-13

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 警察組織のすべて (別冊宝島 2175) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


この記事へのトラックバック