マレーシア航空機を撃墜 親ロシア派の犯行
ウクライナからの分離独立を目指して武力闘争を続けている親ロシア派と呼ばれる民兵組織がマレーシア航空機を撃墜した可能性が高くなり、卑劣なテロ犯罪に対して国際社会がどう立ち向かうかが問われそうです
高度1万メートルを飛行していた民間航空機を警告もなしに撃ち落とす、という暴挙は許されるものではありませんし、親ロシア派に対空ミサイルを提供したロシア政府も批判されて当然でしょう(使用された対空ミサイルは、ウクライナ軍から奪われたものだ、とする報道もありますが)
親ロシア派の民兵組織にすれば、「相手が民間航空機だとは思わず、ウクライナ空軍の輸送機だと認識した上で攻撃した」と弁解したいところなのでしょうが、乗員乗客298名の命を奪っておいて、そのような釈明は通用しません
別の報道では、親ロシア派の民兵がツイッターに航空機を撃墜したと書き込み、その後削除していたとか、ウクライナ軍が傍受した通信の中で新ロシア派民兵が航空機撃墜について報告していたなどなど、数々の証拠が挙がっています
ロシアのメディアはこうした証拠には触れず、「ウクライナ軍がマレーシア航空機を撃墜した」と報道しています。親ロシア派民兵をあくまで擁護する立場を貫くつもりなのでしょう
ウクライナを巡る紛争で強硬な姿勢を貫いてきたプーチン大統領も、今回の事態がアメリカやEU諸国による介入の口実になるだけに、対応に頭を悩ませているところでしょう
テロ組織を壊滅させるとの目的でウクライナに米軍が駐留するような展開は、何として避けたいのでしょうから
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