本を読まない韓国 政府の振興策?
文化を語らせたらとんでもない勘違い、見当違いの理屈をこねまくるのが韓国メディアの特徴です
韓国では大人もこどももほとんど本を読まない状況にあるのですが、それでも文化大国というイメージは手放したくないようで、奇妙な文化振興策を中央日報のコラムで提起しています
元記事が大変な長文なので、部分的に割愛して転載・引用します
フィンランドが誇る世界的なキャラクター商品であるムーミンは1945年にフィンランド作家トーベ・ヤンソンの連作童話として初めて誕生した。その後ロシア、オランダ、日本などでテレビシリーズと映画が作られ世界に広く知られるようになり、90年代には日本の流通大手ダイエーの公式マスコットになり旋風的な人気を呼んだ。多様なキャラクター商品とイモティコンなどに再創造されフィンランドの代表文化商品として役割を果たしている。
(中略)
最近公開された世界文化指数によると、韓国の国民は1週間当たり平均3.1時間を読書に使い、調査対象30カ国で最下位となった。年間に1冊以上の本を読む人の比率も94年の87%から2011年には69%に下落し、成人の年平均読書量も9.7冊にとどまった。毎年30~40冊ずつ本を読む読書先進国に大きく及ばない。このような世相を反映するように韓国の出版業界上位15社は例外なく教科書や参考書などを主に出版する出版社となっている。
(中略)
このような危機を根本的に打開し国民の読書振興のためには大きくて大胆な政策的支援と出版界内部の革新が切実に要求される。まず政府は本を読む社会的ムードの造成を通じ国民感情と文化水準を向上させるための総合的計画を提示しなければならない。最近文化体育観光部が読書を通じた無限の想像力と創意性を21世紀の創造経済の核心と認識し、「本で開く幸せな大韓民国」をビジョンとして読書振興策を出したことは非常に鼓舞的だ。
(中略)
ドラマとK-POPなどを通じ造成された韓流の生命力を持続的に維持し付加価値を拡大するためには精神文化の根幹となる図書と出版の韓流を作ることが至急だ。韓国の高い文化水準と根の深い伝統を世界の人にしっかりと知らせ、深さを加えて伝達するために、そしてワンソース・マルチユースの流れと合わせ多様なメディアに再生産できる水準の高い文化コンテンツを作るため図書出版業界と各社会団体、関連官庁の認識転換と共助が急がれる。
ソン・ギホン(デロイトコンサルティング代表)
中央日報日本語版<【コラム】ハリーポッターと本を読まない韓国>
「冒頭のムーミンの話は何だったのか」と言いたくなるくらい、無駄な長文が続いています
引用した中の、「政府は本を読む社会的ムードの造成を通じ国民感情と文化水準を向上させるための総合的計画を提示しなければならない」と、上から目線で主張しているもの奇妙な話です
政府が計画を立案し、行政組織を通じてこれを推進しないと韓国人は本を読まないのでしょうか?
そもそも親が本を読む姿をこどもに示し、読書体験のメリットを語って聞かせなければこどもは読書に親しもうとはしないでしょう
政府の振興策が重要なのではありません
韓国の大人が読書もしない低文化な暮らしをしているのが問題なのです
しかし、そうした現実には触れず、政府の指針がないのが問題だとすり替えてしまっています
さらには末文の、「ドラマとK-POPなどを通じ造成された韓流の生命力を持続的に維持し付加価値を拡大するためには精神文化の根幹となる図書と出版の韓流を作ることが至急だ」との主張に至っては支離滅裂です
精神文化の根幹そのものが脆弱、希薄である(国民がまったく読書をしない)のに、韓流を売り込む展開しか考えていないように映ります
何より国民の教養を高めるのが最優先であり、韓流で商売するのは後からでもよいわけで
この無駄に長い記事は、「韓流商売を進めるために精神文化の根幹となる図書と出版の韓流を作れ」と言ってるだけのようです
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