今市女児殺害事件 逮捕まで８年半
栃木県今市で小学生の女児が連れ去れられた上に殺害された事件は、８年半もの時間を費やした結果、容疑者が逮捕されました
しかし、事件当初、警察庁が行なったプロファイリングで、「犯人は現場から５キロ圏内に住む、二、三十代の男」との犯人像を描き出していました。勝又容疑者は当時２３歳で現場近くの栃木県鹿沼市内のアパートに１人で暮らしており、プロファイリングの結果に極めて近い人物でした
ところが捜査陣は遺体から発見されたDNAに振り回され、勝又容疑者を操作対象から外してしまうという重大なミスを犯し、自らの手で事件を迷宮入りさせてしまったと言えます
勝又容疑者の義父が警察に、「義理の息子が怪しい」と通報したとの報道もありますが、警察がこの通報をどう扱ったのかは不明です
通報を踏まえた上で勝又容疑者を呼び出し、事情聴取をしたとも解釈はできます
が、その時点で車やパソコンなどを任意で提出させ、調べるのは不可能だったのでしょうか？
ランドセルを事件後も勝又容疑者が所持していたのは、この手の猟奇殺人者に見られる傾向の１つ、「犯行で獲得した戦利品を手放したくない」との思いが反映したものと推察されます
また、勝又容疑者はパソコン内にも被害者である吉田有希ちゃんの映った動画ファイルを残していました
警察に見つかれば決定的な証拠となる可能性があると知りつつ、パソコンを処分できなかったのでしょう
犯行に使用したナイフも、ナイフマニアである勝又容疑者からすればすぐには捨てられず、しばらくの間所持していた可能性もあります
警察が勝又容疑者をマークし、その行動を追いかけていたならつけ込む機会はあったように思うのですが
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