AKB襲撃犯のプロフィールを考える 発達障害
岩手県で開催されたAKB48の握手会でのこぎりを振り回し、殺人未遂容疑で逮捕された梅田悟容疑者(24歳)について、さまざまメディアが取材をし人となりを伝えています
報道を総合すると梅田容疑者は発達障害があり、しかもそれが確定したのは大人になってからであって、十分な治療も療育も受けていなかったという事実が浮かび上がります
AKB襲撃の梅田悟―母親・オジが語った異様「人の話聞かない、しゃべらない」「思いのまま行動」
こうした犯罪が起きた後で犯人の母親を批判するのは酷だと思いつつも、梅田容疑者の母親が息子の異常にほとんど気が付かず、発達障害の可能性を考慮していなかったのには驚かされます
上記の記事では、同居していた母親や叔父が梅田容疑者について、「CDもない。AKBにも音楽にも縁がない」、「人の話を聞かない。こうした方がいい、ダメだと言っても、自分の思ったように行動する。何を言ってもだめだった」、「人に会いたがらない。閉じこもってしまうタイプ」、「何を考えているかサッパリわからない。しゃべらないからね」と、発達障害に見られる特徴を把握していながら、何の手も打たずに放置していたのが見て取れます
なぜもっと早く医療機関や福祉関係の窓口に相談しなかったのか、と思うばかりです
別の報道では、母親が息子を「真面目で母親思いのこども」だと理解していた節が伝わってきます
AKB襲撃の梅田悟「発達障害」の診断!母親「私に楽させようとコツコツ仕送り」
梅田容疑者は大阪で働いていたとき約20万円の月収のうち、3万円を残して全部母親に送っていた、とあります。
母親はそれを「親孝行な息子」の行動だとしか思っていなかったようです
しかし、梅田容疑者の行動は親孝行などと呼べるものではなく、現実検討能力を欠いた異常なものです。が、母親は息子の行動の異常さがまったく分かっていません(頼る親戚もいない大阪で生活しているのですから、いざという時に備えて手元に10万円くらいは残しておくべきであり、それをせず収入のほとんどに母親に仕送りするのは親孝行ではなく、常軌を逸した行動です)
おそらく梅田容疑者の母親もある種の発達障害を抱えており、息子の行動が異常であるとの認識を持てなかったのではないか、と憶測したくなります(これは勝手な想像であり、それと決めつけるだけの判断材料はありません)
ともあれ、発達障害を抱えたこどもたちがこうした犯罪に走る危険があるかのような決めつけは大間違いであり、適切な療育を受けて他者とのコミュニケーションの取り方を学んだり、自分勝手な振る舞いをしないよう訓練を積むなど、社会適応能力を補うことは可能です
梅田容疑者も小学生の頃に発達障害があると判明していたなら、違う人生を歩んでいた可能性もあります
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