「みんなの党」8億円問題で危機

化粧品メーカーDHCの吉田嘉明会長(73)から8億円を借り入れた渡邉喜美代表(みんなの党)は、8億円の使途を「酉の市で大きな熊手を買った」と釈明し、失笑を買いました
選挙公示直後に借り入れているのですから、8億円は選挙資金だったと見て間違いないのでしょう
下手な釈明を続け悪あがきするよりも、すっぱりと認めた方が疵は浅いと思うのですが。このまま疑惑を否認し続けたとしても、東京地検が捜査に乗り出し起訴されれば議員辞職に追い込まれるのは目に見えます

(引用元の記事が削除されました)

前にも書いたのですが、鳩山由紀夫が民主党を立ち上げる際、母親が相続していたブリヂストン株(母親は創業者である石橋家出身)を売って20億円とも30億円ともされる結党資金を用意しました
お金のない政党に人は寄ってきません。政治活動や選挙で必要とされる金を提供できるだけの資金を用意してこそ、国会議員が群がってくるのです
「みんなの党」を立ち上げる際、渡邉代表はどうやって資金を用意したのでしょうか?
多くの人に党員になってもらい、党費として資金を集める手はあるものの、それで億単位の金を用意するのは困難です
企業やオーナー経営者などからまとまったお金を提供してもらうか、銀行から借り入れるか、方法は限られています
猪瀬前都知事は医療法人徳洲会から5000万円を借り、辞任に追い込まれたばかりです。都知事選に立候補していた細川護煕元首相は、首相在任中に佐川急便の佐川会長から多額のお金を借り入れた事実を追及され、釈明を重ねたものの疑惑は晴れず首相を辞任しています
政治に金がかかるのは誰もが承知していることながら、その調達方法を誤ると厳しく追及され、政治生命を失う結果になります
渡邉代表もそれが分かっているからこそ、事実を認められないのでしょう

(関連記事)
猪瀬都知事 徳洲会から借りた5000万円
猪瀬都知事辞任で来年は都知事選挙
細川元首相 佐川問題で釈明に苦慮
いまさら都知事選に出る細川元首相 応援する菅直人
都知事選 支持されない細川候補の「脱原発」
都知事選 細川候補敗戦の弁
舛添知事 政治資金で家族旅行疑惑
舛添知事 政治資金流用疑惑で一部返金
舛添都知事 政治資金疑惑まだまだ噴出


「脱・官僚政権」樹立宣言 霞が関と闘うふたりの政治家
講談社
渡辺 喜美

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 「脱・官僚政権」樹立宣言 霞が関と闘うふたりの政治家 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


この記事へのトラックバック