中韓メディア 「アンネの日記」損壊は日本右傾化のため
何につけても「日本は右傾化している。けしからん」と書き立てる中国や韓国のメディアが、今度は東京都内の図書館で相次ぐ「アンネの日記」損壊事件を取り上げて「日本が右傾化している証拠だ」と騒いでいるのだとか
産経新聞の記事を紹介します
東京都内の図書館で「アンネの日記」が大量に破られていた事件について、日本の右傾化が背景にあるとの報道が中国や韓国で目立ち始めた。
26日付の中国人民解放軍機関紙、解放軍報は「日本のサイトで『アンネの日記は小説だ』とする言論が大量に見いだされる」と日本で歴史を否定する動きがあると批判。日記を破いても「記憶を消すことはできない」と指摘した。
韓国のSBSテレビは、日本のサイトにヒトラー生誕記念パーティー開催の呼び掛けがあったとして「日本ではヒトラーに追随する勢力が少なくない」と伝え、キャスターが「日本の右傾化はどこまでいくのか」とコメントした。
ハンギョレ新聞は、在日韓国・朝鮮人の排斥を掲げるヘイトスピーチに象徴される
「病的な右傾化現象と関連があるかにも関心が集まっている」と報じた。
日本国内では、「『アンネの日記』を破ってどうなるのか?」と犯行の奇矯さを訝る声が多く、「本には何の罪もない」と感じる人や「書物を破り捨てるなど許せない」と憤る人が大半だろうと推測します
「アンネの日記」を破りすてろと呼びかけたり人は見かけませんし、犯行を賞賛する声など聞かれません
しかし、中国や韓国メディアの報道では日本人の中に「アンネの日記」を破り捨てろとする風潮が根付いているかのようです
日本での取材活動など行わず、「日本人はこう考えているに決っている」との先入観だけで記事を書いているのは明らかです
そしてお約束の、「日本人はヒトラーを礼賛している」との記事が続きます
日本でアドルフ・ヒトラーは人気の人物とは言えず(ネタとして取り扱われることはあれど)、日本の右傾化の象徴としてヒトラーが存在しているかのような扱いは大間違いでしょう
中国や韓国のメディアにすれば、すべてが結びつき絡み合っており日本の右傾化が進んでいるからこその現象だ、と決めつけたいわけです
しかし、日本の保守層に属する人々(自分も含め)の中では、ユダヤ人排斥を唱える声は決して大きなものではありませんし、ユダヤ人と朝鮮人を同一視したりはしません
むしろイスラエルの横暴に腹を立て、パレスチナを支援しているのは新左翼系の活動家や支援者です
この事件の犯人を逮捕してみたら、「新左翼系の活動家だった」という結果になるやもしれず、その時は中韓のメディアがどう報じるのでしょうか?
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