ニセ作曲家佐村河内を見抜けなかったNHKの言い分

体調不良で2日も寝込んでしまい、ブログの更新が滞りました。起きれるようになりましたのでぼちぼちと書いていきます
籾井NHK会長はニセ作曲家佐村河内守を取り上げたNHKスペシャルについて、検証番組も考えたいと述べていましたが、石田研一放送総局長は20日の定例記者会見で検証番組の放送については「まだ何も決めていない」と発言しており、制作サイドの消極的な雰囲気を露呈させています
自分たちがなぜ騙されたのか、身内の恥を晒すような検証番組はやりたくないとの思いが強いのでしょう
NHKは過去にもNHKスペシャル「奇跡の詩人」で同じ失敗をやらかしています
障害児にして天才詩人という触れ込みの男児を密着取材し、結果として騙されたのですが、番組担当のディレクターらは「騙された」とは認めず、番組の正当性に固執する姿勢を示し続けていました
今回の佐村河内事件を見ると当時の反省などまったく生かされておらず、取材チームの思い込みだけでストーリーが作られ、そのストーリーに沿った映像が作られていたのが分かります
担当スタッフの1人を広島に派遣し、佐村河内守の少年時代を取材すれば嘘がバレたのかもしれません。しかし、そんな背景取材はまったく行なっていません
この番組を企画し、佐村河内守との信頼関係を売り込んだフリーディレクター古賀淳也に対してもNHKは事情聴取を行なっているのでしょうか?
古賀は佐村河内に5年も密着しており、ゴーストライターに曲を書かせていたり、耳が聞こえるのに全聾を装っていた事実を知っていた可能性が濃厚です
その辺りの事情について、日刊サイゾーが記事にしています

「知らなかったことにして!」佐村河内守氏“仕掛け人”テレビマンとの共犯関係が暴露される?

記事の中でA氏と仮名で書かれているのが古賀淳也でしょう
「少し前まで『これがもっと当たれば、映像のシリーズ化だけで食っていける』と、まるで金ヅルでもつかんだかのように話していました」とあり、佐村河内守の書いた曲を障害のある音楽家に演奏させて映像化し、商売をする計画だったと推察されます
古賀淳也も逃げ隠れを続けるわけにはいかず、釈明の記者会見でもするべきでしょう。もっとも、「自分も騙された。被害者だ」と言い張るのかもしれませんが

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