STAP細胞 小保方さんの卒アルや作文まで報じるメディア

STAP細胞の研究で一躍脚光を浴びた理化学研究所の小保方晴子さんについての報道が加熱しており、プライベートまで晒す新聞社やテレビ局があります
研究者なのですからその業績について報道すれば十分であり、卒業アルバムや中学時代の読書感想文まで衆人の目に晒す必要があるのか大いに疑問です
時の人に群がるのはメディアの常でしょうが、「自分たちが良いことをしている」と思い込んでおり、まったく反省もしていないと言わざるを得ません
そもそも中学時代の読書感想文まで引っ張り出して何を言いたいのやら
記事には、「夢を持って努力することの大切さを訴える一方、命のあり方について考察を重ねるなど、将来の科学者としての片鱗ものぞかせていた」と書いていますが、大きなお世話でしょう
あくまで中学生時代の読書感想文に過ぎず、そこに片鱗を見出したがごとく錯覚する記者の思い込みが痛い痛しい限りです
実家に突撃取材をしたメディアもあったとかで、迷惑にもほどがあります
思い起こすのはノーベル化学賞を受賞したノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんを、「平凡なサラリーマンが突然ノーベル賞を獲った」とメディアが追い回して面白おかしく報道し、ワイドショーのネタにした件です
当時もメディアの質の低さに呆れたものですが、いまでも変わっていないと感じます。報道の在り方について偉そうに語るくせに、やっていることは下劣なままというのは情けない限りでしょう
小保方さんの研究生活を邪魔しないよう配慮する気はさらさらなく、プライバシーを根掘り葉掘り報道するのを自分たちの使命だと勘違いしているストーカー同然の行動です

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