アクリフーズ冷凍食品農薬混入事件を考える2
「マルハニチロホールディングス」の子会社「アクリフーズ」群馬工場(群馬)で製冷凍食品に農薬が混入された事件について、2度目の言及です
容疑者として逮捕された契約社員阿部利樹(49歳)の素性について、さまざまな報道が出回っています
アクリフーズ事件容疑者の素性 年収200万円 改造バイクに約100万円
上記の記事で阿部容疑者を、「人見知りで激情型の一方、明るく子煩悩というとらえづらい性格」と書いていますが、それほど複雑な人物だとは思えません
40歳を過ぎても人気アニメのコスプレに興じるところからも分かるように、かなり幼稚な人間なのでしょう
ささいなことで激怒し、近隣とトラブルを起こす行動からしても、成熟した大人としての立ち振舞ができない人、と言えます
幼児性を抱えたまま49歳になってしまった男性、と理解すれば阿部容疑者の行動も納得できます
カブトムシやオオクワガタを飼って自慢したり、バイクの改造に大金を注ぎ込んだりするのも、「男の子」の部分を残しているからだと解釈できます
阿部容疑者の転職歴は不明であり、今回どのような事情で「アクリフーズ」の契約社員になったのかはまだ明らかになっていません。一般男性なら会社の課長職に就いているくらいの年齢です。阿部容疑者が過去に、何か失敗を重ねたり、犯罪歴があった可能性も考えられます
それにしても昼夜2交代制の勤務で月収約14万円、年収は200万円ほどというのはかなり厳しいものがあり、夫婦共働きでないとやっていけない水準です
給料に不満があったとされるのももっともなところでしょう
ですが、その不満が農薬混入という犯罪にまで飛躍してしまうのは異常であり、はなはだしく現実検討能力を欠いていたと思われます
特に人気アニメ「ワンピース」のコスプレを好み、背中に大きく「正義」と書かれたマントを羽織っていたのですから、阿部容疑者にとって「正義」とは何であったのか、問い質したくなります。冷凍食品に農薬を混入させるのが阿部容疑者にとって「正義」だったのか、と
「白熱教室」で正義について語るサンデル教授もびっくりでしょう
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