東京電力管理職は福島行きという罰ゲーム
東京電力は役員を除く50歳以上の管理職を福島へ異動させ、除染や賠償交渉などの業務に当たらせると発表しています
50歳を過ぎて東京電力に引き続き勤務するか、早期退職に応じるかの選択を迫るものであり、これまでの日本企業にはなかった厳しい措置です
東京電力の管内にある10の支店を廃止して、50歳以上の管理職1000人を順次福島へ異動させるのだそうです
住宅ローンの支払いを抱えた50歳以上の管理職としては、定年退職までの期間をどう働き、生活をするか難しい選択を迫られます。おそらくは地方の支店で役職を勤め、それなりに高い給料で安泰した生活を送る日々を思い描いていたのでしょうから、青天の霹靂とも言える決定に戸惑っているものと推察します
前例がないほどの厳しい措置を講じたのは、これまで東京電力の社員の多くが、「福島原発の事故は自然災害によるものであり、東京電力は悪くない」との考えを抱え、政府からの経営見直しに強く抵抗し続けてきた現状があります
これを打破するには社内でも守旧派に属すると見られる50歳以上の管理職を異動させ、福島の現実と向き合わせるしかないと考えたからなのでしょう
さらに長年、東京電力の社員として優遇されてきた人たちに一定の責任を負わせ、世間への示しを付ける狙いもあると思われます
もちろん今回の決定で快哉を叫び、「ざまーみろ」などと発言するのは下品の極みであり、そんな真似はしたくもありません
除染にしろ損害賠償交渉にしろ、一朝一夕で片付くものではないので、福島へ赴く社員は粛々と業務にあたってもらうだけです
※私事ですが、職場の同僚が病気を理由にたびたび休むため臨時出勤をせざるを得ず、ブログの更新がままなりません。先週の水曜日に休んで以来、久しぶりの休日となりましたので書きかけていた記事も含めアップしています
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