Baidu「日本語変換の文字列を勝手に送信」問題

中国の検索サービス大手・百度(Baidu・バイドゥ)が無料で提供している日本語変換システム「Baidu IME」とAndroid向けの「Simeji」で、ユーザーが入力した文字列を勝手に送信してしまう問題を各メディアが取り上げています
その中から読売新聞の記事を紹介します

中国の百度・Baidu、日本語変換をネット送信

入力した文字列を勝手に送信するという実に危険なソフトであり、コンピューターウィルスと同じです
「日本語変換の対象ではない半角文字列は送信しない」となっていますので、パスワードなどを不正に取得しようとする意図はなかったと思われます
しかし、ユーザーの入力した文字列は百度のサーバに送信され、蓄積されます百度がどのようにその情報を管理し、利用していたのかはまったく不明です。送信された情報の中にはIPアドレスも含まれますので、ユーザーが日本の官庁なり、大学からアクセスしているのか識別することは可能です
もし百度が手にしたデータを中国の情報当局に渡していたとすれば、データの中から官庁で使われているパソコンを特定し、日本語入力された文字情報を復元することも可能でしょう
百度がそうしたスパイ行為に加担していなかったとする保証はどこにもなく、むしろ中国政府と組んでスパイ行為をしていた可能性を疑うべきです
先日まで国会を周辺で特定秘密保護法案に反対を叫んでいた「市民の自由を愛する」人たちは、このような中国企業のスパイ行為を許すのでしょうか?
そうとは分からないまま個人情報をごっそり抜き取られていたのですから、百度の行為をもっと問題視すべきだと思います

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百度式600万人中国観光客を呼び込む方法
東洋経済新報社
陳 海騰

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