年収700万円超でも困窮と言う九州電力社員
産経新聞が「九州から原発が消えてよいのか」と題する特集記事を掲載しており、その中で九州電力社員が賃金カットやボーナス不支給で生活苦に陥っているとの内容が盛り込まれています
言うまでもなく産経新聞の特集記事は、「原子力発電は必要。再稼働させるべき」との主張に基づくものであり、社員の生活苦を強調したのも「原発再稼働で安定した経営を取り戻すべき」との見解が込められているからでしょう
しかし、高給取りで知られる九州電力社員の生活苦アピールには批判が殺到しています
(引用元の記事が削除されました)
批判を取り上げているのはJ-CASTニュースです
九電社員、年収減で「娘にクリスマスプレゼントも買えない」 ネットでは「高給取りがふざけんな!」と非難の声
「娘にクリスマスプレゼントも買えない」のが事実がどうか、十分に検討する必要がありそうです。ボーナスが不支給とはいえ、年収は700万円近いのですから世間一般からすれば高給取りです
住宅ローンや学費といった節減できない支払いが足かせになっているのは分かりますが、ならば住宅ローンを借り換えてボーナス時の支払い分を減らすとか、家を手放すといった方法もあります
少なくとも亭主の小遣いを減らせば娘にクリスマスプレゼントを買うくらいは可能でしょう
産経新聞は世間の同情を得るため社員の「生活苦」を強調したかったと思われますが、かえって逆効果になってしまったと言えます
そう言えば東京電力も福島原発事故で批判を浴びる中、ボーナスの支給を強行して顰蹙を買っていました。東京電力の社員とすれば、「原発事故は自分たちのせいではないし、ボーナス不支給は納得できない」との強い不満があったと推測されます。その不満を汲んでのボーナス支給ですが、避難生活を余儀なくされた人たちからすれば東京電力の姿勢に怒りを覚えるはずです
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