フィールズ賞を期待される韓国の天才少年
いつもながら天才少年を売りにする韓国メディアの記事を紹介します
記事そのものは2009年11月掲載で、ちょっと古くなりつつありますが、10月のノーベル賞騒ぎが終わった時期に書かれたという背景を踏まえて読んでいただければ、韓国メディアの意図が理解できると思います
これまでにも何度か、韓国の天才少年を紹介してきました
それだけ自国の早期英才教育を誇りにし、「韓国人は世界一優勝な民族ニダ」と主張したのでしょう
「フィールズ賞の可能性も」16歳の天才に注目
飛び級でソウル大学に入学した16才のイ・スホン君はとびきりの秀才であるのは分かりますが、そこからいきなりフィールズ賞へと斜め上に話が飛躍するところがいかにも韓国らしいと言えます。まだ何の研究実績もないのに
高校生の数学オリンピックで金メダルを獲るのと、フィールズ賞を獲るのを同列に扱うのですから、科学研究の価値を理解もせず「賞」の栄誉ばかりに追いかけている彼らならではと思ってしまいます
科学分野でノーベル賞を受賞していない事実が、韓国にとって大きな負担であり、コンプレックスなのでしょう
だからこそ、天才少年に過剰な期待を寄せてしまうものと解釈できます
もちろん記事でも取り上げているように、高校生数学オリンピックの成績優秀者が数学者として大成する例はあるにせよ、同オリンピックの金メダル獲得数がその国の数学の研究水準を示すとは言い切れません(たとえば中国は毎年のように同オリンピックで金メダルを獲りまくっているのですが、傑出した数学者が山ほど輩出したりはしてないわけで)
さて、来年はフィールズ賞の選考の舞台となる国際数学者会議がソウルで開催されます
韓国で開催されるからこそ、韓国の若手数学者にフィールズ賞を与えるべきだと言いたいのでしょう(さすがにそこまで露骨な主張はありませんが)
しかし、韓国の若手数学者が素晴らしい研究成果を発表したとか、研究論文が注目されているとの報道を見た記憶はなく、天才少年を自慢する記事を時折見るだけです
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