楽天77%オフ優勝セールで不当表示
楽天の日本シリーズ優勝にかこつけ、77%引きのセールが行われたのですが、販売価格に不当な表示があったと報じられています
優勝セールなのだから採算度外視の77%引きで商品を販売し、店の存在をアピールする狙いもあったのでしょうが、すべての店がそんなサービス精神で優勝セールに臨んだとは限りません
楽天優勝セールで不当表示!通常価格メチャクチャ引き上げて77%OFF見せかけ
上記の記事には、「型落ちのiphone4sの通常価格を43万円に引き上げて9万5048円だから77%引きといったり、スルメイカ10枚の通常価格を1万7310円(他のサイトでは7800円)に引き上げていた」といった悪質な例が紹介されています
これを「単純な表記ミス」で済まそうというのは、あまりに厚顔無恥でしょう
「77%引きという楽天の無茶な優勝セールに参加するため、虚偽の表示をするしかなかった」と本音を漏らすのならともかく
楽天の三木谷浩史社長は、「正式な『日本一セール』では厳正な審査をやっていました。それに参加できない店舗が便乗するような『勝手セール』をやった」と釈明していますが、本当にそうだったのでしょうか?
楽天の優勝セールには楽天市場に登録している8000店舗が参加し、およそ500万点の商品を出したと説明されています。500万品にもなる膨大な商品について、楽天市場側が通常価格をきちんと把握した上で77%引きの価格になっておると確認できたのか、疑問です
登録店が販売する商品1つ1つに識別のためのIDをつけているなら、コンピューター上で通常販売価格をチェックするのは簡単ですが、それでも膨大な作業量でしょう
そこまで販売商品の価格を把握できていたとすれば、「勝手セール」をなぜ見過ごしてしまったのか、別の疑問が湧いてきます(巨大化しすぎて管理できない状態に陥っているのではないか、と思ってしまうわけで)
ホテルや百貨店の食品偽装も同じですが、消費者を騙してでも儲けてやろうとする心根はあまりに卑しく、下品です
商売をするならやはりプライドを持つべきでしょう
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