中国の人気アニメ 暴力シーンで放送中止

中国国内で人気のアニメ「喜羊羊と灰太狼」と「熊出没」の2本が、「暴力シーンが多すぎる」との理由で放送中止になったと報道されています
かつて中国は、「日本のアニメは暴力シーンが多く、不道徳だ」との理由でテレビから放逐した経緯があります
そして日本のアニメを排除し、空いた枠で優秀な国産アニメをテレビ放映してきたわけですが、その国産アニメも暴力シーンが多すぎると批判された格好です

(引用元の記事が削除されました)

中国を代表する人気アニメ「喜羊羊と灰太狼」と「熊出没」についてはこれまで何度か紹介してきました。未就学児童を主な対象としたアニメです
それだけになおさら暴力シーンに対してはやかましく言われるのでしょう
同時に幼児を対象としたアニメから抜け出せない中国アニメの限界、と考えられます
暴力シーンでオチをつけるしかない(最後は狼や、森林伐採員が酷い目に遭って終わる、というワンパターンのストーリー展開)ところに問題があるわけです
「熊出没」を見ていただけば、おわかりいただけると思います


熊出没



「強敵と書いて友と呼ぶ」といった日本の少年ジャンプ風発想からすれば、宿敵同士が互いを認め合い、切磋琢磨しつつ友情を深め、新たな敵に立ち向かう展開も考えられるのですが、中国アニメにそんな発想はありません
登場人物は最初から善玉、悪玉と決まっており、成長も進歩もなく、発展もないまま同じ寸劇を繰り返すだけです
暴力シーンで規制がかかってしまった今、暴力シーンでオチをつけるわけにはいかないのですから、脚本家は頭を悩ませているのでしょう
結果として、オチのないアニメが量産されるのかもしれません。インド映画のように
最後は皆で踊りだすという手もありますが

(関連記事)
中国の人気アニメーション「喜羊羊与灰太狼」
中国で視聴率1位の人気アニメ「熊出没」
日本のアニメは暴力的で卑猥と批判する中国
大和総研の「日中アニメ業界の比較研究」がひどい
中国では作れない春秋戦国時代アニメ「キングダム」
中国掲示板 「日本のアニメ復讐譚がないからつまらない」
中国人 日本アニメは「下品なギャグと暴力」
格闘シーンがダサい中国の人気アニメ「如意兔之紅晶石」
日本よ驚嘆せよ 中国劇場版アニメ「魁拔」の続編公開へ
中国アニメ「Back to the Sea」がアメリカ市場へ進出決定
中国初の本格萌えアニメ「甜心格格」
「エヴァンゲリオン」庵野監督を語る週刊プレイボーイのスカスカ記事
インドアニメ「アルジュンの大冒険」日本で放映
劇場版アニメ「モンスター・ホテル」がコケる
井筒監督「漫画を安易に映画化しすぎる」と批判
中国メディアの陳腐な論評「日本アニメ、人気の秘密は民族文化」
カンヌ映画祭参加の韓国アニメ「豚の王」 大コケ
韓国メディア 「日本の右翼漫画ブーム」と批判
中国の怖くないゾンビアニメ「屍兄」
中国アクションアニメ「風雲決 ストームライダーズ」紹介
「韓国アニメのグローバル化…」でも日本に勝てない理由
日本の魅力を伝える『NARUTO』から学べ 韓国ブログ
「韓国アニメが北米で大ヒットニダよ」
来年注目の中国アニメは「我的師父姜子牙」



この記事へのトラックバック