三鷹女子高生殺害を考える2 無職のストーカー
池永チャールストーマス容疑者が元交際相手であった女子高生鈴木沙彩さんを殺害した事件について、2度めの言及です
池永容疑者は高校時代にスーパーでアルバイトをしていたようですが、高校卒業後は正規に就職せず、ぶらぶらしていたようです(詳細な報道はまだありません)
おそらく被害者である鈴木沙彩さんにつきまとうのに時間を費やしており、就労しようとの考えはなかったのかもしれません
過去のストーカー殺人でも、犯人の多くは無職です
被害者につきまとうため、すべての投げうっているのですから当然と言えば当然ですが
そんな池永容疑者の日常を、彼の母親は知っていたと思われます。交際相手だった女子高生に執着し、就職もせずにいる息子にどう接していたのでしょうか?
報道によれば、池永容疑者の母親は「鈴木さんとご家族には、母親として申し訳ない気持ちでいっぱいです。時間を巻き戻せるものなら、私が体を張ってでもトーマスを止めたかった。トーマスには、真実をありのままに話すことを望んでいます」とコメントしているのだとか
親としての心情がにじみ出ているようにも感じますが、どうなのでしょうか?
本心から「身体を張ってでもトーマスを止めたかった」と思っているなら、為すべきことはもっとあったように感じられます
報じられている取材記者との応答は以下のような内容です
鈴木さんとの交際が始まったのは一昨年12月頃からで、半年後の昨年夏頃には別れ話があったという。
鈴木さんがタレント活動をしていることを知っていた母親は「立場が違い過ぎるのだから、そっと彼女の夢を応援し、彼女の気持ちを尊重するよう言った」としている。
ただ、池永容疑者はその頃から1人暮らしをしており、たまに会って鈴木さんの話題になっても、「相談というよりも喧嘩のようになってしまうことが多くなった」という。
別れ話があった後も、池永容疑者が鈴木さんと電話でやりとりをしている様子があったことから、母親は「交際は続いていると考えていた」という。
(以上、産経新聞の記事より引用)
元交際相手への執着を知りつつも、何もできずにいた、との印象を受けます
文字通り、ナイフを構えた息子の前に身を投げ出して凶行を阻止しようとの覚悟があったようには思えません
事件の衝撃で混乱し、困惑しているとはいえども、「何もできない無力な母親」へ逃げ込んでいるように映ります
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