美少女コンテストを巡る米仏の論議
フランスの議会が16歳未満の子どもたちが参加するミスコンテストを禁止する法案を可決した、と先日取り上げました
他方で、こどものミスコンが盛んなアメリカでは「こどもを性的な商品扱いするミスコン規制すべきだ」との主張と、「政治が介入すべきではない。親の判断に委ねるべきだ」との主張に分かれているようです
CNNの配信記事を取り上げます
「子どものミスコン」に賛否両論、仏上院で禁止法案通過
「ずっと前から気になっていた。子どものミスコンは禁止するべき」とか、「幼いうちからこんなことを教え込む母親は、娘の子ども時代を台無しにしている」、「ストリッパーのような姿で踊る6歳児をおかしいと思わなくなってしまった世の中が恐ろしい」とする辛辣な意見も紹介されています
擁護派は、「子どもの性的搾取を防ぐためのガイドラインを設けたうえで、子どもにどんな活動をさせるかは親の判断に任せるべきだ」と述べていますが、これはどうなのでしょうか?
ガイドラインを設けたところで、それを順守するかどうかは主催者任せになると思われます。そして主催者側が注目を集めるため、ビジネスのため水着審査やセクシーなドレスで着飾ったステージを不可欠だと考える以上、こどもをストリッパーのように踊らせるのが目に見えます
YouTubeにはこどもを対象にしたミスコンの動画が山のように存在しています
また、おさないこどもをこうした競争に参加させることの弊害を訴えた動画もあります。ミスコン参加者の少女に発達の障害が見られるとか、摂食障害に陥る危険があると警告を発してもいます
Inside The $5bn Industry Of Child Beauty Pageants
こうしたミスコンに参加させる親は過度にのめり込んでしまう傾向があり、「娘のために」と言いながらダンスレッスンや衣装代に多額のお金を注ぎ込みます
娘のためではなく、自己満足のためであり親のエゴなのでしょうが、親たちにそんな自覚はありません
こんな状態に陥ってしまっている親がいるのに、「ミスコンへの参加は親が判断すべきだ」と丸投げしてしまうのはどうかと思ってしまいます
親はミスコン優勝から芸能界入り、ハリウッドのスターという道筋を頭の中で描いているのでしょうから、こどもの意向などお構いなしにミスコン参加を繰り返すのでしょう
こどもたちは親に逆らうわけに行かず、ミスコンに参加し続けなければなりません18歳未満のミスコンを禁止するというフランスの決定は、1つの英断だと自分は受け止めています
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