フランス議会「美少女コンテスト禁止法案」可決へ
日本ではミドルティーンやハイティーンを対象にした女性ファッション誌のコンテンストが花盛りです。しかし、フランスでは16歳以下の少女を対象にしたミス・コンテストを禁止する法案が議会上院を通過した、と報道されています
違反者には2年の禁錮刑を課すという罰則付きの法案です
(引用元の記事が削除されました)
フランス国内でも賛否はあるのでしょうが、これも1つの見識です
美少女コンテストといえば、1996年12月に発生したジョンベネ・パトリシア・ラムジー殺害事件を思い出します
6歳のジョンベネは美少女コンテストの常連として知られ、大人顔負けの化粧をして媚を売るようなドレスをまといステージに立っていました
当時、日本のワイドショーでも連日取り上げていたのですが、捜査は難航し現在でも未解決のままです
当時の報道で驚いたのは、わずか6歳の女の子が出場する美少女コンテストがアメリカ全土で活発に開催されている事実です
アメリカならではと言えるのかもしれませんが、同時にそれは幼い少女を商品として市場に乗せるシステムが存在している証拠でもあり、背筋がぞっとしたものです
特にこの事件では6歳の少女が性的暴行を受けた上で殺害されており、少女に化粧をさせたり大人びたセクシーなドレスを着せるといったコンテストの在り方が、性犯罪者の欲望を刺激したと見れなくもありません。一種の倒錯的な嗜好です
現在でもジョンベネ・ラムジーを悼む動画がYouTubeにアップされています
化粧した彼女をカワイイと見る人もいるのでしょうが、自分には痛々しく映るばかりです
JonBenét Patricia Ramsey - The Climb
児童ポルノに厳しい規制を課すアメリカが、他方でこのように幼いこどもの容姿を商品化するのを許しているのですから矛盾を感じます
日本の芸能関係者、メディア関係者にすれば、「美を競って何が悪い」と言いたいのでしょうし、「美も才能のうち。それを評価し、ビジネスに結びつけるのが悪なのか」と反論するところでしょう
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