韓国の元祖天才少年 その後
金雄鎔(キム・ウンヨン)はその昔、日本のテレビ番組「万国びっくりショー」に出演した天才少年です
当時、IQ210と称された金雄鎔は4歳にして大学の聴講生となって物理学を学び、その後アメリカへ渡りました
しかし、その後は久しく名前を聞くこともなかったのですが、韓国メディアがしばしば天才少年、天才少女を話題にする記事を発信するため、「そう言えば昔、テレビに出ていた天才少年がいたな。名前はなんだっけ?」と頭をかすめたりしました
幼児英才教育を賞賛し、こどもの可能性を過大視する人も多いのですが、それもまた大人のエゴでしょう
年齢相応の生活をし、同世代のこどもと遊んだりスポーツをしたり、語り合う経験が人生を豊かなものにするわけで、そうした経験を経ないまま大人社会の中へ放り込まれるのは気の毒です
前置きはこのくらいにして、元祖天才少年である金雄鎔のその後を紹介します
韓国天才少年の44年後
アメリカから韓国へ戻り、土木工学の専門家として仕事をしているのであれば、まずまずの人生でしょう。「失敗した天才」などと呼ぶのは失礼です
最先端の物理学はスーパーカミオカンデのような多くの研究者が関わる巨大なプロジェクトと化しています。1人の天才が研究室に籠もって…という時代ではないのであり、協調性や社会性に欠けると天才と言えども居場所を失ってしまいます
以前、「ケンブリッジ大学に14歳の少年が入学した」との記事を取り上げました
237年ぶりの快挙と記事には書かれていますので、237年前にはそれだけ若くしてケンブリッジ大学に入学した先例があるわけです
調べてみると、この人物は後にイギリスの首相を務めたウィリアム・ピットでした(首相になったのは24歳)
フランス革命、ナポレオン戦争といった激動の時代に首相を務めた人物はまぎれもなく天才でしょう
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