「中国の民度は最低」 国連報告に揺れる中国
中国メディアの特徴にして最大の欠点は根拠不明な記事を転載し、受け売りするところにあります
自ら取材など行わず、他のメディアが報じたセンセーショナルな記事をあたかも事実であるがごとく転載して商売にしているわけで、報道機関と呼ぶのもどうかと思ってしまいます
中国では今、「国連が公表した国民の民度のランキングで、中国は下から2番目だった。数千年の輝かしい文化と歴史を持つ文明国家が、今や軽蔑されるごみ国家になっている」と、国連の報告が話題になっているのだそうです
しかし、問題の根幹となる国連の民度調査そのものは存在せず、単なる噂を事実であるがごとく報道し、世間を騒がせているのが実態です
国連調査?の国民民度、中国は下から2番目!?ネットに出回る、トップは日本
上記の記事を読むと、この「国連による民度調査」なるものが数年前から出回っていたのが分かります
「2009年に国連が発表した調査結果」の真偽を中国の報道機関は確認せず、あたかもそうした調査が実在したかのように扱ってきたのでしょう
もちろん、噂を広めた中国のインターネットユーザーの側にも問題はあります
国連機関のウェッブサイトを見て回ればそのような調査が実在しないと判明するのに、数億人もいる中国のインターネットユーザーはそれをしてこなかったのですから中国国内からインターネットを利用して外国の報道機関へアクセスできず、制限されている事情を鑑みても、異常な事態です
つまるところ中国のメディアもインターネットユーザーも情報の出どころ、真偽などに関心はなく、ただ報道された話にああだ、こうだとコメントを垂れるのに夢中なのでしょう
民度は別にしても、国別の好感度を測る調査は毎年、さまざまな報道機関や研究機関が実施しており公表されています。そちらを取り上げず、「国連の調査した結果で中国の民度は下から2番目」に反応してしまうのですから、面白い人達です
中国政府は科学的社会主義の実践を目指し、中国社会の因習、民間信仰、儒教などを非科学的なものだとして徹底的に批判し、破壊してきました
にも関わらず、「噂の受け売り」が中国社会を動かし、人々が反応している実態が垣間見えるわけです
それほどまでに「面子(メンツ)」を気にするのなら、中国人の民度向上にもっと尽力すべきだと思うのですが
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