藤圭子をあれこれ語る芸能関係者
演歌歌手にして宇多田ヒカルの母親であった藤圭子が投身自殺をし、芸能関係者が彼女の人柄や思い出など、さまざまなエピソードを語っています
中には、自分こそが藤圭子を理解していたと言わんばかりに語っている人もいます(作詞家のなかにし礼がその代表でしょう)
しかし、そうやって語られる藤圭子の姿や行動がどこまで彼女の実像を反映しているのかは大いに疑問です
宇多田ヒカルは自身のブログで、「とても長い間、精神の病に苦しめられていました」と書き、「「本人の意志で治療を受けることは非常に難しく、家族としてどうしたらいいのか、何が彼女のために一番良いのか、ずっと悩んでいました」と明かしています
宇多田ヒカルが母・藤圭子の自殺を初めて語る 「とても長い間、精神の病に苦しめられていました」
端的に言うと、藤圭子は統合失調症だったと推測されます
被害妄想を伴い、感情の起伏が激しく、家族すら信用できなくなっていたと推測されます。もちろん入院して治療すればある程度、症状のコントロールは可能であり、軽快して社会復帰する途もあったわけですが、藤圭子は入院を頑なに拒んだため、家族としては対処のしようがなかったのでしょう
つまるところ、藤圭子が統合失調症であると理解していなかった多くの芸能関係者は彼女の症状の一部を目撃していただけであり、彼女自身の本当の姿は目に映らなかったと言えます
入院・治療がかなわないのであれば通院して治療を受ける余地があったのではないか、と思われる方もいるのでしょうが、そこが統合失調症の治療の難しさです
自分が統合失調症であるとの病識を持ち、定期的に薬を服用して治療に努めようとする強い意志がないとうまくいきません
憶測ですが、宇多田ヒカルを出産する以前にはすでに発病していたのでしょう
藤圭子が長く統合失調症に翻弄され、苦しめられてきたように、家族もまた藤圭子の病気に翻弄され、苦しめられてきたと言えます
そんな家族の苦悩の日々を、たまたま一部を垣間見ただけの芸能関係者がしたり顔で語るというのは気持ちのよいものではありません
宇多田ヒカルが若くして休業宣言した背景には、「自分も母親のように発病するのではないか?」という恐怖があったと想像できます
その恐怖の重みは、身内に精神疾患の患者を抱えた人でないと理解できないと思われます
母親の姿を見てきたからこそ宇多田ヒカルは休業に踏み切ろうとしたのであり、当時の芸能メディアはそんな事情も察知できず、「わがままだ」とか好き放題書いていました
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