ももクロの歴史認識と戦争対談
サザンオールスターズの新曲「ピースとハイライト」の歌詞を韓国のメディアが、「日本政府の歴史教育を批判する歌」と解釈して報道したり、ももいろクローバーZ(ももクロ)が社会学者・古市憲寿氏との対談で、日韓関係について「韓国の言い分も知りたい。歴史のこととか」と発言し、賛否両論が沸き起こっているのだそうです
【エンタがビタミン♪】サザンやももクロの“歴史認識”に関する主張に反響。「戦争対談はアイドルに必要か?」
ももクロ「韓国の言い分知りたい」発言が波紋 「反日アイドルだ!」とネットの一部で反発
アイドルが歴史認識について発言する必要があるのか、との疑問は当然でしょう
日本は言論の自由を認められている社会ですが、それは発言への批判も含めての話です
つまり、ももいろクローバーZが何について発言しようと構わないのですが、その発言内容に対して批判を浴びるのも当然、というわけです
アイドルだから批判されずに通り過ぎるというのは無理です
そして批判者の多くはももいろクローバーZのファンではない人たちですから、容赦ない言葉を浴びせる可能性もあります
そんな展開は当然予想できたはずなのに、なぜわざわざ古市憲寿のような人物と戦争について対談したのか疑問です
ももいろクローバーZのメンバー、事務所スタッフともお花畑的な発想しか持ち得なかったようにも見えます
韓国メディアの報道を長年チェックしてきた側として言わせてもらえば、彼らの言い分に何の真実もありません。耳を貸すだけ無駄です
また、サザンオールスターズの新曲「ピースとハイライト」の歌詞には、「教科書は現代史をやる前に時間切れ、そこが一番知りたいのに」と書かれているそうです
が、だから何なのかと言いたくなります
学校の授業で習わなくても現代史を自分で学ぶことはできます
教科書だけでなく、現代史関連の本を読めばよいのですから
古市憲寿とももいろクローバーZの対談本「誰も戦争を教えてくれなかった」(講談社)も、そのタイトルからして「授業で教えてもらえなかったからボクは現代史を知らない」などと言いたげな内容のように見えてしまいます(読めば分かってもらえると古市憲寿は強調していますが)
自ら学ぼうとせず、「教えようとしない学校が悪い」と責任を転嫁するのは怠慢にもほどがあります
当ブログでは宮崎駿に関して、その思想・信条がいかなるものであろうと作品の価値は別、と書きました
同様にももいろクローバーZがいかなる歴史認識を持とうと、それをもって彼女たちの活動を全否定するつもりはありません
が、戦争のことを教えてくれなかったと言う前に、なぜ彼女たちは自ら学ぼうとしなかったのか、と問いたくなります
アイドルは無垢であるところに価値があるにしても、無知を売り物にするのは大間違いです
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