韓国人登山客遭難 4人が死亡

中央アルプスの宝剣岳を目指して登山をしていた韓国人登山客が遭難し、4人が死亡する事態となりました
山岳ガイドを雇わず、70歳代の高齢者も含む20人がツアーを組んでいたのですが、折からの強い風雨にさらされ山の中でバラバラになってしまったようです
韓国の旅行会社が斡旋したツアーのようですが、登山そのものはツアー参加者のみで行われていました
日本の3千メートル級の山を経験した人間がいたのかは不明です

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悪天候が予想されたにも関わらず入山したのが最大の判断ミスでしょう
雨の中のハイキング程度、としか考えていなかったのかもしれません
夏山でも強い風雨に晒されれば体感温度は下がり、身体がかじかんで動かなくなります。雨対策としてレインウェアは持参していたのでしょうが、防寒対策が十分であったかは疑問です
20人の中にリーダーはおらず、ともかく当日宿泊予定の山荘へたどり着こうとするグループと、前日宿泊した山荘へ引き返そうとするグループ、どちらにもついていけないグループに分裂してしまったと思われます
全員が全員、地図を持ち、登山経路を掌握していたとは限りません。ただ後ろからついて歩くだけで精一杯という人もいたのでしょう
山岳ガイドがいれば事故は防げた、というのも希望的な観測にすぎません
もちろん山岳ガイドなら天候が悪化するのを理由に、登山の中止を進言したと考えられますが、せっかくの日本にきたのだからと登山を諦めず出発しようとする人間が出たはずです
そして彼ら、彼女らの中には「日本の山など大したことはない」との思い込みがあった可能性も否定できません
韓国で登山をしてきた経験があるとはいえ、標高に2千メートルを超える山で強い風雨にさらされた経験がないのでしょうから、悪天候の登山がどれほど危険なものか想像すらできなかったと言えます
かくして4人もの犠牲者が出る結果となりました
20人は旅行保険、あるいは登山保険に加入していたのでしょうか?
亡くなった方に哀悼の意は示しますが、捜索費用はちゃんと支払ってもらいたいものです

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