広島少女遺棄事件 7人で集団暴行か?
広島県呉市の山中に友人を殺害して遺体を捨てたと警察に自首してきた16歳の少女が逮捕された事件で、その後6人の男女が関わっていたとして取り調べを受けるに至っています
事件のきっかけはこれまで悪口を無料通話アプリLINEに書き込まれたためだと犯人である少女が供述していたのですが、新たに「接客業による収入の分配を巡るトラブル」が浮かび上がっています
おそらく携帯電話で呼び出しに応じ、一定時間客とデートすることで報酬を受け取るデート商法のような真似をして金を稼いでいたのでしょう。「現役女子高生」と称して
捜査関係者によると、無職少女は約1年前に広島市内の高等専修学校を中退。この頃から、女子生徒ら数人と一緒に接客サービスを始めたという。無職少女は周囲に「1カ月で100万円ぐらい稼いだ」と話していたこともあった。その後、女子生徒と売上金の分配をめぐってトラブルになった可能性があるという。
接客サービスでトラブル? 売上金の分配めぐり
それにしてもこの事件の一連の記事は書き方が不適切で、誰が被害者で誰が加害者で、誰が共犯者なのか分かり難い記事になっています
複数の関係者がいるのですから、加害者をA子とし、被害者をBさんと書くなど工夫しないと読者は混乱してしまいます
事件の発覚当初は、「悪口を書き込まれたくらいで殺人にいたるなんて、今時の若者は短絡的すぎる」とのコメントもあったわけですが、事件の背景はもっと複雑であり、金銭がらみのどろどろした関係が浮かび上がってきました
最年長の21歳である瀬戸大平容疑者は車の運転を担当していたため、「暴行には直接関わっていない」と主張しているようです
いずれにせよ、事件を主導したのは最初に自首した16歳の無職の少女であり、彼女が他の少年少女をけしかけて暴行を加え、被害者を死亡させたものと考えられます
呉市の山の中へ被害者を連れ込もうとした時点で、殺害と遺棄を計画していたと推測できますので、これは暴行がエスカレートして死に至らしめた傷害致死事件ではなく、計画的な殺人と見なすべきでしょう
刑事処分について推測を書くのは早すぎるのですが、主犯格である少女以外は少年院送致が予想されます。主犯格の少女は刑事処分相当として起訴され、3年以上5年以下の不定期刑かな、と予想します
21歳の瀬戸容疑者も車を用意するなど、犯行計画の遂行に大きく関わっていたのは明らかですから、有罪判決を受けるでしょう
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