英国をゆるがす日本のカワイイ文化
日本のロリータ・ファッションが広く海外でも受け入れられているとの報道は珍しくありませんが、イギリスのタブロイド紙デイリーメールが掲載した記事を紹介しましょう
この記事は中国メディア「人民網日本語版」でも紹介され、注目を浴びました日本の文化の影響に、中国人が目を光らせあれこれ気をもんでいる(嫉妬している)様子が目に浮かびます
まずはそのオリジナルの記事を御覧ください。写真も加えて、なかなか力が入った記事になっています
一般的なイギリス国民はミニスカートやへそ出しルックは許容できても、ロリータファッションは異質で奇抜・奇妙に映るのでしょう。あるいは10代後半のから20代前半の女性がフランス人形めいた幼児退行風の衣装で着飾り、街を出歩くのは許せない、との思いがあるのかもしれません
閉塞された空間で趣味としてロリータ・ファッションを楽しむのは許せても、公共の場には相応しくないと批判する人が多い、と推測されます
そうした拒絶反応がある一方で、大胆に自分を表現したいという少女たち(と大人の女性)の欲求は厳然として存在するわけです
その嗜好がパンクファッションに向くか、ロリータ・ファッションに向くかの違いこそあれ、本質は同じものと考えられます
YouTubeではロリータ・ファッションだけでなく、ShibuyaとかHarajukuと題された動画がいくつもアップされており、渋谷系や原宿系のファッションを紹介しています
日本のカワイイ文化は多様性に富んでおり、奥も深いのです
現代の中国からこのようなカワイイ文化が生まれるとは考えられず、中国政府はイライラしながらこの種の報道を眺めるしかないのでしょう
中国メディアが翻訳した記事は以下のとおりです。イギリスの新聞記事を思い切り省略し、ロリータ・ファッションが反社会的な行動であるかのような印象を読者に与える区切り方をしているのが見て取れます
英国で日本の「かわいい」文化が人気
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