長崎ストーカー殺人 死刑判決に不服、控訴

交際相手にしつこくつきまとうストーカー行為の挙句、元交際相手の母親や祖母を殺害した筒井郷太被告(28歳)に対し、長崎地方裁判所は死刑の判決を下しています
筒井被告は捜査段階で犯行を認める供述をしていたものの、裁判が始まると一転して犯行を否認し、事件は警察や検察のでっち上げであり、自分は犯行に関わっていないと主張してきました

筒井被告に死刑判決「2人の命、理不尽に奪う」

犯行直後は、「人を殺してしまった」との後悔、罪の意識から取り調べで自供をしたのでしょう。しかし、裁判で己の責任を問われること、ストーカーとして殺人者として断罪されることに不満があったのか、死刑もありうるという事の重大性に恐怖したのか、犯行を否認し続けてきました
事件の詳細についてまとめたサイトがありますので、関心のある方は参照願います

長崎ストーカー殺人事件

しかし、事件の状況からして筒井郷太被告以外の第三者が被害者宅に乗り込んで、被害者らを殺害するとは考えられず、裁判官の判断は妥当なものと言えます
それでも筒井郷太被告は控訴し、争うつもりなのでしょう
また、例によってジャーナリストとか作家といった連中が拘置所にいる筒井被告と面会したり、手紙をやり取りし、真実を伝えるとのお題目で本の出版を目論んでいると思われます
筒井被告の身勝手な言い分をどれだけ書き連ねたところで、真実など見えてこないわけですが
交際相手の女性を独占し、服従させることを愛情と履き違え、暴力で支配する行為すらも愛情表現のうちだと思い込んでしまっている筒井郷太被告に、一方的な言い分に世間が同情したり、理解を示す可能性は皆無です
もちろんこのような状況でも、死刑に反対する市民団体は筒井被告の支援に名乗りを挙げ、「筒井郷太くんを救う会」でも組織し、「この事件は冤罪だ」と言い張るのかもしれません

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