北朝鮮が対日テロ計画 原発襲撃も

北朝鮮が金正日指揮の許で、対日テロを計画し訓練を実施していたと報道されています
北朝鮮の工作船が日本に出入りし、日本人を拉致していた事実が明らかになってもなお、「北朝鮮がそんなことをするはずがない」と信じて疑わない人たちが一部にはいました
実際、1990年代半ばまでは北朝鮮を公の場で批判するのは難しいことであり、社会党や左翼系市民団体、朝鮮総連はこれを許さなかったわけです
ですから、「むしろ北朝鮮を刺激すべきではない。食糧援助でも経済支援でもして友好関係を構築すべきだ」との見解が正論であるかのように主張されていました
しかし、いまでは日本人の大多数は北朝鮮が危険な国であり、日本を敵視し攻撃を画策しているとの認識を持つに至ったのですから、隔世の感があります
こうした北朝鮮の自爆テロを、「計画だけで実現性は乏しい」と片付けるのはどうかと思ってしまいます
以前、「弾道ミサイルで日本の原発を攻撃する」という北朝鮮側の発言をブログで取り上げました。弾道ミサイルの精度を考えれば、ピンポイントで原子力発電所を攻撃するのは無理な話であり、フカシと言わざる得ません
しかし、少人数の特殊部隊による原子力発電所攻撃となれば、看過できないと考えます
福島の原子力発電所の事故であれだけの被害が出た事実を考えれば、原子力発電所の警備やテロに備えた体制作りも大いに検討してしかるべきでしょう
警備といえば、「警察官を派遣して原子力発電所周辺を警戒させる」との話になるのですが、自動小銃や携帯ミサイルで武装した兵士相手に拳銃しか持たない警察官を派遣したところで役には立ちません
かつて日本政府は原子力発電所の安全性を強調するばかりで、テロ攻撃には無防備なまま、何の対策も講じてきませんでした。警備を厳重化すれば、それが原発反対派を刺激し、原発の危険性をアピールする結果になると恐れたとも考えられます
しかし、北朝鮮のテロ計画が明るみに出た以上、政府は原発を無防備なまま放置すべきではなく、きちんとした警備体制を敷くべきであり、それが原発再稼働のための条件だと言えます
1990年代以降、北朝鮮が無謀な自爆テロに走らなかったから攻撃がなかっただけの話であり、日本が隙だらけであった事実は変わりありません

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