外国人が嫌いな日本アニメの「お約束設定」

ロケットニュースが海外のアニメ視聴者の、「どうしても受け入れられないお約束設定」を取り上げています
類似の報道はこれまでにいくつもあって内容に大差はないのですが、あらためて考察したいと思い、取り上げます

外国人が嫌いな日本アニメあるある10 選

最近の日本のアニメでは両親不在の設定や、両親はいるものの画面には姿を見せないといった設定が当たり前になっています
もちろん、「サザエさん」や「クレヨンしんちゃん」のように家族を全面に押し出した作品も存在するのですが、最近ではすっかり少数派になっている感があります
原作であるマンガの作者も含め、主人公と両親の関係を描くのを避けようとする傾向が顕著であり、そのため「両親は海外赴任中」といった設定を用いる作品が増えました
両親が介在すると作品世界がどうしても「日常化」してしまうため、「非日常」世界での冒険や事件を描きにくいと作り手が感じてしまうのでしょう
そのためか、安易に「両親はすでに亡くなった」などと設定している感もします
海外の視聴者が違和感を覚えるにも当然であり、作り手は安易な「両親の不在」設定に走るのではなく、もっと工夫してしかるべきだと言いたくなります
もちろん親子の対立や葛藤をうまく作品に活かしているアニメも存在するわけであり、作り手の技量次第とも言えます
「第6~8話あたりに温泉シーンが入る」との指摘ももっともです
温泉シーンがプール、あるいは海水浴が定番と化しています
もちろんヒロインたちの水着姿などを披露し、視聴者を喜ばせてやろうとの思惑からでしょう
作り手側のそうした思惑が、必ずしも視聴者から歓迎されるとは限りません
また、アニメを作る側も第6話から8話辺りで一息入れたいとの事情もあり、本編とは無縁の温泉や海水浴に出かけるエピソードを描こうとするのでしょう
「幼馴染設定が多い」との指摘もその通りであり、主人公の人間関係を一から描くのが面倒であるためか、幼馴染設定が多用されます
「幼馴染である異性」を登場させるだけで細かな説明が不要になるという便利な手段ですが、見ている側は一気にしらけてしまう危険も伴います
こうしたお約束は今後も続くものと思われますが、「またか」と言われないためにも、作り手は工夫を凝らす必要があります

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