「魔女の宅急便」実写化の賛否
宮崎駿監督の作品「魔女の宅急便」が実写化されるとの噂が広がり、スタジオジブリがそれを否定したとの報道がありました
しかし、スタジオジブリとは関係なく実写化の企画は進行していたようで、このたび清水崇監督により制作されると公式に発表されています
主演のキキ役は、武井咲の妹分として売り出し中の小芝風花が務めるのだそうです。となれば、オスカープロのゴリ押し企画なのか、と思ってしまいます
報道では実写版映画の制作主体がどこなのか、明記はされていないのでそうと決めつけるべきではないのでしょうが
小芝風花、映画デビューで実写版「魔女の宅急便」主演
原作である小説は「魔女の宅急便その6 それぞれの旅立ち」で完結しています
映画はシリーズ化を視野に入れていると書かれていますので、完結編までを実写化し、つまりアニメ「魔女の宅急便」で描かれたキキの、その後の人生をも描こうという遠大な企画です
当然、今回の1作目がコケてしまえば企画は終わってしまうのであり、なかなか厳しい展開が予想されます
インターネットの掲示板「2ちゃんねる」では、「ゴーリキー(剛力彩芽)は出ないのか?」とのコメントが乱れ飛んでいます
画家の女性役、キキのライバル役などで剛力彩芽も強引に出演させるはず、との予想が大半であり、オスカープロのゴリ押し企画に辟易している人がいかに多いか物語っています
もちろん、スタジオジブリがアニメ化するにあたっても大幅な原作の改変が行われており、原作者である角野栄子が宮崎駿を批判する場面もあったと言われます。アニメ化するに当っては当然、数々の見せ場を用意する必要がありますし、そのため原作の話の筋を改変せざるを得ないわけで今回の実写版にしても、アニメ版や原作とも違う「魔女の宅急便」になるのは確実であり、それが受け入れられるかどうかは作品が公開されてみないと分かりません
アニメ化された原作1巻、2巻の部分を敢えて避け、3巻から実写化するという手もあったと思うのですが、制作サイドの考え方は違ったようです。アニメ化されたエピソードを実写化するという、真っ向勝負を選択したのですから、それも作り手の心意気なのでしょう
来年の公開でどのような反応が得られるのか、楽しみにしたいと思います
映画『魔女の宅急便』予告編
追記:興行収入は5億3千万円で、宣伝費及び製作費を回収できたとは思えません。よって、当初の計画のようなシリーズ化はとん挫したといえます。製作者側とすれば劇場版アニメの21億円に近い興行収入を狙っていたのでしょうが
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