ケネディ家長女 次期日本大使として浮上
故ケネディ大統領の長女であるキャロラインさんが次期日本大使候補として浮上し、注目されています
政治的な影響力はすでに失ったように見えるケネディ家ですが、社会的影響力はまだまだ健在のようです
オバマ大統領が自身の再選を支持したケネディ家へのお礼、という意味もあるのでしょうか、キャロラインさんを日本大使に起用したいとの強い意欲を示しているとも報じられています
WASHINGTON D.C. ケネディ元大統領長女 次期駐日大使報道の喧噪
記事に書かれているように、議会で発言力のある大物上院議員が日本大使に就任するというパターンもありですが、インパクトという意味では「ケネディ大統領の長女」というキャロラインさんの方が強力でしょう
隣の国からは、「なじぇ米国は韓国を軽視するのか?」とのやっかみが聞こえてきそうですが
もちろんキャロラインさんが大使に就任したからといって好き勝手に振る舞えるはずもなく、あくまでアメリカの国益を日本に対して主張する役割を務めるのが大使の責務です。その発言はいやがうえにも注目され、逐一報道されるわけで、なかなか窮屈な立場です
そして日本政府はキャロラインさんをアメリカの代表として尊重するだけでなく、ケネディ家の長女として接遇する必要に迫られるわけであり、これもなかなか気を遣う話です
日本のメディアがケネディ家の長女を愚弄するような報道をすれば、たちまちアメリカのメディアが反撃してくる可能性もあります
日本側とすれば注目度の高いケネディ家長女より、むしろ官僚出身の大使とか、ウォール街のビジネスマン出身の大使の方が扱いやすいとも言えます
さて、上記の記事でも触れている現在の日本大使ジョン・ルースの、就任前の議会における公聴会の様子について書かれた記事があるので紹介しておきます
ジョン・ルースは上院議員でもなく、外交に関わった官僚出身者でもありません
シリコンバレーの法律事務所にいた弁護士です。オバマ大統領の選挙運動に関わり、多額の資金をかき集めた功績によって日本大使に推薦された人物です
次期駐日米大使が霞んだ
記事では中国大使より見劣りがするとの扱いを受けたジョン・ルースですが、東北の震災に関しては積極的に動き、いかにもやり手の弁護士らしい活躍をしています
さて、ケネディ家長女の日本大使就任は実現するのでしょうか?
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