長嶋、松井に国民栄誉賞を 大盤振る舞い?

新聞の報道によれば、政府は長嶋茂雄と松井秀喜の両氏に国民栄誉賞を贈る方針なのだそうです
プロ野球の人気を牽引してきた長嶋茂雄の国民栄誉賞に関して、異論を唱える人はほとんどいないと思われます
王貞治の本塁打記録達成を顕彰する目的で国民栄誉賞が創設されたのが昭和52年で、プロ野球の2枚看板であった長嶋茂雄に対する国民栄誉賞授与は遅すぎたとも言えます
いかなるタイミングで国民栄誉賞を贈るかは政府の判断次第なのですが、お祝い事はやはり相応しいタイミングを選ぶべきでしょう
先日は昭和を代表する大横綱であった大鵬に、亡くなってから国民栄誉賞を贈っており、「なぜ生前に贈らなかったのか」との批判がありました

長嶋、松井氏に国民栄誉賞 政府方針

松井秀喜への国民栄誉賞に関しては、幾分ホロ苦い感じがあります
松井秀喜だけが国民栄誉賞を贈られるのでは少なからず批判が起こりそう予感もあるため、あえて長嶋茂雄と同時に贈ろうと考えた節が見えるからです
実績で言うならイチローの方が松井秀喜よりも上なのですが、過去に2度国民栄誉賞を辞退しており、まだ受賞に至っていません
その結果、イチローが国民栄誉賞を受け取らない限り、他のプロ野球選手が国民栄誉賞を受け取るのは不可能とも言える状況が生じています
個人成績にしても、2度のWBC優勝にしてもイチローの存在が光っています松井秀喜は2度のWBCとも不参加でした
松井秀喜の応援団長は同郷の森喜朗元総理ですから、そこらの事情を考慮した上で、長嶋茂雄と松井秀喜の同時受賞というアイディアをひねり出したのではないか、と憶測します

(関連記事)
「高倉健さんに国民栄誉賞を」の声
「国民栄誉賞は基準を明確化すべき」と書くサンデー毎日
WBC準決勝で敗退 美談で終わらせるべきではない
松井秀喜を持ち上げイチローを批判する産経江尻記者
松井秀喜を招集 WBC3連覇に暗雲
女子レスリング吉田沙保里に国民栄誉賞
森光子さんに国民栄誉賞
イチローを腐す日本のメディア
イチローを勝手にライバル視する韓国メディア
プロ野球中村紀 再び懲罰で2軍降格


永遠のミスター―長嶋茂雄の世界
報知新聞社
中山 広亮

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 永遠のミスター―長嶋茂雄の世界 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


この記事へのトラックバック