体罰教師はなぜ体罰を繰り返すのか 研修も中身なし
大阪市立桜宮高校の事件以来、各地の学校で体罰を行なっていた教師が処分を受ける事案が相次いでいます
それだけ教育現場では体罰が横行しており、これまで表沙汰にならなかっただけなのでしょう
J-CASTニュースが体罰を繰り返す教師について記事を掲載しています
体罰を行った教師は懲戒処分を受け、重い事案の場合は数ヶ月の停職処分が科せられます。その停職処分中、体罰を行わないよう研修を受ける決まりなのですが、体罰を報じた新聞記事を読ませる程度で具体性のない研修がまかり通っていると、指摘しています
体罰教師はなぜ体罰を繰り返す 処分されても「更正しない」不思議
日本で学校教育が行われるようになって随分と経ちます。これまで教師の在り方や指導方法について議論が積み重ねられ、研究されてきたはずですが、体罰に走る教師についての指導方法や指導案が欠けているというのは驚きです
教育界が教師の体罰を問題視してこなかったからなのでしょうか?
体罰に走る教師は身体への暴力や言葉の暴力によって生徒を屈服させ、黙らせ自分の意に従わせようとするわけですが、その背景についてはよくよく考える必要があります
上記の記事では体罰に走る教師は体罰を受けた経験があり、その経験を踏襲しているのだと説明しています
ですが、それだけが要因とは限りません
個々の教師ごとにその体罰の態様を調べ、いかなる考えが行動に反映しているのか、懲戒審査の際に踏み込んで分析する必要があります
個人のパーソナリティに問題があるのか、誤った教育理論やひとりよがりな指導方法に問題があるのか、きちんと検証した上で教師には「体罰に依存しないための研修」を実施するべきでしょう
形式的な研修(本を読ませたり研修教材としてのビデオを視聴させたり、反省文を書かせるだけ)では何の効果も期待できません
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