日本から盗んだ仏像「返還する必要なし」と韓国の裁判所: 夾竹桃日記

2013年02月28日

日本から盗んだ仏像「返還する必要なし」と韓国の裁判所

対馬の寺社から盗まれ韓国に持ち込まれた仏像について、韓国の裁判所は「日本に返還する必要はない」との判決を下しています

泥棒の所業を肯定する泥棒国家らしい司法判断であり、常軌を逸した対応です

韓国側は対馬にある仏像を、「倭寇が略奪していったものだ」と具体的な根拠もなしに断定し、我々の方が被害者だと主張しています

しかし、彼らの歴史認識には大きな間違いがあり、歴代の朝鮮王朝が儒教を重んじる一方で仏教を弾圧してきた事実から目をそらしているところに問題があります

韓国人窃盗団が長崎県対馬市の寺から盗み、韓国に持ち込んだ仏像について、元の所有権を主張する韓国の寺に引き渡すよう命じる判決を韓国の裁判所が下した。判決は日本政府の返還要求を無視したもので、韓国の一方的な歴史観により法の番人であるはずの裁判所さえ、日本で犯した窃盗という犯罪行為を黙認するという“あしき前例”となった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇

判決は「仏像が作られた後、浮石（プソク）寺がある地域に倭寇が５回侵入したとの記録がある」ことを理由に、「贈与や売買などではなく、略奪や盗難で対馬に渡ったとみるのが妥当」とした。これを根拠に「歴史・宗教的価値の考慮」を韓国政府に求め、浮石寺への引き渡しを「義務」としているが、客観性に乏しく雑であいまいな判断だ。

浮石寺は、仏像が１４世紀の高麗時代に同寺で作られ、倭寇に略奪されたと主張した。判決は倭寇が出没していたという記録を短絡的に結びつけ、これを認めた。

韓国国内で存在が確認された仏像は没収され、大田の国立文化財研究所で保管されている。対馬で盗んだ韓国人窃盗犯には韓国で刑事罰が下されている。

盗んだ物は元の場所に返さねばならない。しかし判決は、もともと倭寇が数百年前に奪ったとの前提で、対馬の寺ではなく韓国の寺への引き渡しを命じた。

前にも書いたように、韓国では観光地となっている仏教寺院で現地の観光ガイドが破壊された仏像を前に、「秀吉の朝鮮征伐の際に日本の武将によって破壊されたものだ」と説明をしています

この説明も大間違いであり、日本の武将といえども神仏を敬う心は持ち合わせていたわけで、仏像を破壊するような蛮行を平気でやってのけるは織田信長くらいでしょう

朝鮮の寺院に残る破壊された仏像は、李氏朝鮮など歴代王朝による仏教弾圧の結果であって、秀吉の朝鮮出兵とは関係ありません

都合が悪いものはすべて「日本のせい」にするのが韓国社会であり、歴史を自分たち主張に合うようねじ曲げて解釈するのが常です

今回の裁判所の決定により、日本から何を盗み出しても「これは元々韓国の物であり、日本人によって不当に奪われたのを取り返したのだ」と主張すれば、それで通用することになってしまいます

実にけしからん司法判断であり、日本政府は厳重に抗議し、外交問題化させるべきでしょう。韓国人の入国にはビザの取得を義務付けるなど、厳しい制裁措置を講じるべきです

「外交ルートを通じて折衝する」といった手ぬるい対応では何も解決しません

国会で韓国を非難する決議を採択するとか、政治も動く必要があります

（関連記事）