柔道金メダリスト内柴被告に懲役5年の判決
ブログで取り上げるタイミングを逃してしまいましたが、大学の女子柔道部員に対する準強姦容疑で起訴されていた内柴正人被告に対する判決公判が2月1日に開かれ、求刑通り懲役5年の実刑判決が言い渡されました
内柴被告は裁判官を睨みつけ、「控訴します」と宣言したそうです
酒に酔って寝込んだ教え子の大学女子柔道部員に暴行したとして、準強姦罪に問われたアテネ、北京両五輪金メダリスト、内柴正人被告(34)に東京地裁は1日、求刑通り懲役5年を言い渡した。鬼沢友直裁判長は「不合理な弁解に終始し、反省の態度も認められない」と述べた。被告側は控訴した。
直接の目撃者はなく、「無理やり乱暴された」とする女子部員と、「合意があった」として無罪を主張する被告のどちらの証言が信用できるかが主な争点だった。
鬼沢裁判長は判決理由で、女子部員について(1)当日夜は泥酔しほとんど意識がない状態だった(2)事件直後、他の部員に被害を訴えている(3)五輪金メダリストの被告に憧れて入部しており、被告を悪者にするために嘘をつく動機がない――などと認定。「被害者の証言は十分に信用でき、被告の証言は全く信用できない」と判断した。
そのうえで「五輪2連覇という輝かしい実績を持ち、今後の日本柔道界を指導していくことが期待される立場にありながら、指導を仰いできた女子学生の意に反して性的自由を侵害し、心を踏みにじった。責任は極めて重い」と結論づけた。
準強姦罪は暴行や脅迫によらず、被害者が心神喪失や飲酒、薬物使用などで抵抗できない状態になっていることに乗じて乱暴した場合に適用され、3年以上の有期懲役が定められている。
判決によると、内柴被告は2011年9月20日未明、柔道部の合宿で宿泊していた東京都八王子市のホテルの一室で、飲酒して熟睡した10代の女子柔道部員を暴行した。
(日本経済新聞の記事から引用)
上記の記事の中にあるように、裁判官は「被告人は指導者の立場にありながら、教え子である未成年が、酔って寝ているのに乗じ、性的欲求を満たすためだけに姦淫したのであり、被害者の心情を無視した被告人の行為は悪質である」と指摘し、さらに「被害者は事件のことなどを夢に見て眠れなくなり、精神科を受診するなどしており、被害者が厳罰を望んでいるのも当然。また、被害者はそれまで打ち込んできた柔道を奪われ、友人らとも別れて大学を離れなければならなくなり、人生を一変させられた」と事件が被害者に与えた影響について述べ内柴被告を諭そうとしたようです
しかし、「懲役5年」と聞いて頭に血が上ってしまった内柴被告に裁判官の説諭が届いたとは思えませんし、被害者である元柔道部員の苦悩や羞恥、後悔などを理解しようとする気持ちにもなれなかったのでしょう
ただひたすら己を守ろうと徹し、教え子の方から誘ってきたので無罪だ言うばかりで、被害者の心情など無視したままです
自分本位な、自分の欲望のためだけに相手構わずセックスをする内柴被告の身勝手さが如実に現れているように感じます
内柴被告のこどもは学校でいじめられており、それをきっかけに妻は離婚を決めたと別の報道で書かれています
内柴被告のセックス好きがこどもにまで累を及ぼしてしまっているわけですが、それでも反省せず、「合意の上でセックスしたのだから犯罪ではない」と言い張っているのです
自分の行動のどこが間違っているのか、長い裁判を経てもなお理解できずにいるのは驚きです
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