「大衆文化の日韓戦争」と煽る韓国メディア
日本のテレビドラマを海外に売り込もうと、東南アジアにケーブルテレビ局を設置する動くが本格化しているのだそうです
韓国のメディア中央日報はこれを、「大衆文化の韓日戦が始まった」と報道しています
大衆文化の韓日戦、来月東南アジアで火ぶた切られる
日本のテレビドラマは「おしん」を別にして、あまり海外で放映されませんでした
その一番の理由は放映権が高く、どこの国の放送局も手を出さなかったからだと言えます
他方で韓国ドラマが海外で多く放映されたのは、放映権が極めて安かったからです。例外は日本のテレビ局で、数倍もの高値で放映権を取得していました
その結果として、韓流コンテンツの売上では日本市場が8割を占める事態となっていました。つまり、東南アジア諸国は日本よりもはるかに安い価格で韓国ドラマの放映権を取得していたわけです
上記の記事にあるような、ケーブルテレビ局を開設した上での海外への売り込みが成功するかどうかは分かりませんが、1つの形として定着するのでしょう
あとは現地国の視聴者の選択しだいであり、売り込んだから視聴率が取れるというものではありません
ただし、これまで日本の俳優や女優が映画やドラマのプロモーションのためアジア各国を回る機会などほとんどなかった点は反省し、こまめに足を運ぶ必要があると思います
現地のメディアにアピールするためにも、ファンサービスのためにも
さて、これだけでは日本のドラマを韓国ドラマのように売り込む話で終わってしまい物足りません
そこでフィリピンにおける「ボルテス∨事件」を紹介しておきます
「ボルテス∨」は日本の巨大合体ロボットアニメで、フィリピンで放送されるやこどもたちの間で大ブームを巻き起こしました
しかし、こどもにとって悪い影響があるとの批判から放送中止になり、マルコス政権への抵抗運動とも絡んで政治問題化するという奇妙な経過をたどりました。同時にそれは日本へのあこがれと、日本への反発という相反する国民感情のゆらぎに翻弄された結果でもあります
NHKでは1991年にこのフィリピンにおける「ボルテス∨事件」を紹介するドキュメンタリーを放映しています
以下のウェッブサイトでそのドキュメンタリーの概要が解説されています
NHKで紹介されたボルテス!
民衆が団結して圧制者に対抗しようというボルテス∨のテーマが、当時のフィリピンの政情と重なって人気を得たとの見方も示されていますが、事実はどうだったのでしょうか?
他方で日本の大手商社などが独裁者であるマルコス大統領に取り入り、経済利権を手にしていた事実もあるわけですから事情は複雑です。
「日本製アニメに何を見たか」フィリピン
大衆文化の売り込みと言えども、単なる金勘定の話だけにはとどまらない側面があるのを知ってもらいたいと思い、紹介しました
(関連記事)
日本の辞書文化を羨む韓国
キムチのユネスコ文化遺産登録は間違い
日本の酒文化に嫉妬する韓国
「K-POPからKカルチャーへ」 韓流押し売りに執着する韓国
「中国のギャグアニメが人気」も、中身は日本式ギャグ連発
中国が最新兵器を萌えキャラ化
「攻殻機動隊」新シリーズ起動
ウォン高に揺れる韓国 日本への恨み節
パクリまくりの韓国アニメ 「スペース・サンダー・キッズ」
「欧米のテレビアニメが日本みたいになるには?」との議論
韓国メディア「レ・ミゼラブルは親日ニダ」と騒ぐ
「日本アニメはディズニーを目指せ」という無茶な提言
「日本アニメは文化侵略だ」と書く産経新聞
二頭身キャラが暴れまくる中国アニメ「果宝特攻」
格闘シーンがダサい中国の人気アニメ「如意兔之紅晶石」
日本よ驚嘆せよ 中国劇場版アニメ「魁拔」の続編公開へ
泣けるアニメ「フランダースの犬」 海外の反応
DVD化されない幻の人気アニメ「ムーミン」
中国メディアの陳腐な論評「日本アニメ、人気の秘密は民族文化」
史上もっとも大コケした映画「ファイナルファンタジー」
日本のアニメは暴力的で卑猥と批判する中国
大和総研の「日中アニメ業界の比較研究」がひどい
「日本のソフトパワーは衰えている」と書く中国メディア
日韓のプライドを賭けた鉄鋼戦争
K-POP 今年は日本で儲けるニダ