中国が最新兵器を萌えキャラ化
チャイナネットが、「中国のアニメ作家はこのほど、中国初の本格的な攻撃ヘリコプターWZ-10(武直10型)、航空機「Mi-171」、中国軍が最近開発した「DF21D」対艦弾道ミサイル、中国初の空母「遼寧」など、解放軍の多種類の主戦兵器のイメージを描いた」としてイラストを公開しています
ユニークに描かれた威勢! アニメ版の中国の主戦兵器
何やら自慢したいらしいのですが、どれも既視感漂う内容であり、目新しさはどこにもありません
日本製のアニメキャラを模倣した絵もあるのですが、彼らにすれば独創的なオリジナルなのでしょう
わざわざ日の丸の鉢巻をした日本兵?らしきものを蹴散らすシーンまで盛り込んでおり、「どうだ」と言わんばかりです(苦笑)
萌えキャラ化、美少女化という日本で見慣れた手法をいまさら使ったところで、何のインパクトも感じないわけで
せめてこんなイメージキャラでアニメーションでも作ったなら、「おお、中国もやるようになったねえ」と言えるのですが、実現は難しいのでしょう
日本ではやけにリアルな戦車バトルを美少女キャラに演じさせるという、「ガールズ&パンツァー」が制作されています。ここまでやるか、と言いたくなる作品です。しかし、軍事大国を自負する中国でも、リアリティのある対戦車バトルを描くのは至難の業だと思います
BEST TANK FIRE SCENE 3 Ver.2018 (Girls und Panzer Movie Final battle)
以前に紹介した中国アニメ「Steel Wings」という、リアルロボットもののアニメがあります。2012年5月に本編を公開、と謳われていたのですが、中国で大成功したとか人気になっているとの話も聞こえてきません
Steel Wings予告
ガンダムなどを見慣れている日本のアニメーションファンからすれば、「まあ中国頑張っているんだね(棒読み)」といった反応でしょうか?
従来のロボット物とは違うストーリー、世界観など織り込まないと評価されないのであり、難しいところです
コンピューターを使った作画の技術には長けていても、中国にそのような独創的で深みのある物語が作れないのでしょう
兵器の擬人化萌えキャラを自慢して何を主張したつもりになっているのか、チャイナネット(人民網)の意図を訊きたいものです
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