「未来の党」に未来はあるのか 嘉田代表辞任に含み
第三極になるとの目標を掲げながら衆議院議員選挙で惨敗した「日本未来の党」では、滋賀県知事でもある嘉田由紀子代表の進退を巡って大揺れが続いています
滋賀県議会では嘉田由紀子知事への批判が爆発し、苦しい釈明に追われたと報じられています
ボコボコにされた未来・嘉田代表 党代表辞任?焦点は後任人事か
選挙で「未来」が議席を伸ばし、70人くらいの国会議員を抱える政党に飛躍したのであれば、県議会でも嘉田由紀子知事をおいそれとは批判できない空気になっていたのでしょう
しかし、選挙前に61議席を保有した状態から、選挙後はわずか9議席へと勢力を落としたのですから批判を浴びるのは当然かもしれません
記事では嘉田由紀子知事が「未来」の党首を辞任する可能性もほのめかされていますが、今日23日の発表では「未来」は嘉田由紀子知事と阿部知子衆議院議員の共同代表でやっていくとの方針が明かされています
これで党がまとまるのかは不明です
寄り合い所帯だけに、党の方針を巡ってはゴタゴタが続く可能性が大きいと思うのですが
選挙で惨敗した以上、党の代表が責任を負い辞任するのが当たり前、との意見も出るはずです
来年の夏の参議院選挙に向け、どのように「未来」の政策をアピールし、候補者を揃えるかも重要です
もっとも、今回落選した元議員が再び参議院選挙の候補として名を連ねるだけでは、何の新鮮味もありません。「また小沢ガールか」と言われるだけであり、有権者に見限られてしまうはずです
となれば、反原発を叫んでいるミュージシャンの坂本龍一のような著名人や文化人を参議院議員候補として担ぎ出し、無党派層の票を掘り起こすしかないのでしょう
ですが、反原発という部分では足並みが揃っても、それ以外の政治課題については見識も信念も異なる人たちを抱え込むわけで、ますます党のアイデンティティが混乱する結果を招く危険が伴います
この先をあえて予想するなら、「未来」は参議院選挙前に分裂・離党騒ぎが起こり、参議院選挙でも議席獲得は10議席にも満たず、ミニ政党の立場から抜け出せないだろうと考えます
(関連記事)
議院選挙(2019) タレント候補者惨敗
夏の参議院選挙 タレント担ぎ出し合戦
「安倍首相はルフィを見習え」と書く産経新聞
「ネトウヨ内閣」と記事にする東京新聞
「日本未来の党」惨敗 嘉田代表に批判殺到
維新の内紛 石原批判で騒動
石原慎太郎「太陽の党」結成も、選挙後は解党か?
山本太郎 新党「今はひとり」で衆院選立候補
滋賀県知事 脱原発で亀井、小沢と組み新党結成
東京都知事選 後出しジャンケン大会
統一地方選挙 民主党敗北
東国原知事、国政進出を断念
橋下市長の家系・素性を攻撃する週刊朝日
大阪ダブル選挙 橋下圧勝を考える
「民主党に投票しろ」と呼びかけていた日刊ゲンダイ
参議院選挙 タレント候補落選相次ぐ
小沢一郎待望論にしがみつく人たち
政治評論家「中国との関係改善の切り札は小沢一郎」
小沢幹事長訪中 625人もゾロゾロと同行
福島知事選挙の余談
嶋大輔 政治家断念し芸能界復帰